共謀罪の強行採決など、「戦後最悪」と呼ばれた今年の国会。教育勅語を教える森友学園問題や、朝鮮への攻撃の扇動は、日本がアジアへの侵略戦争の責任を反省していないことが根底から問われた。また「本土」の「捨石」にされた沖縄では …
(2)「30代での末期大腸がんは、原発事故のせいだ」
今こそ被ばくと病気の関係を考え、東電の責任追及を 隠された被曝労働東電賠償書類の作業 本紙1621号でインタビューを掲載した松平耕一さんが、8月8日朝に死去した。39歳の若さだった。末期大腸がんで都内に入院し、「原発放 …
被害隠蔽のため医者に圧力 浪江町除染の実態
作業離脱を通告し自主交渉 「太陽興業」は、2015年10月~2016年4月まで、浪江町除染作業を上位会社の「光陽建設」から請け負いました。 しかし、太陽興業はこの期間中の全ての賃金を作業員12人に直接支払うことはあり …
日本政府は東京オリンピックで「フクシマ」を隠すな!
ダール・ジャメール(Truihoutスタッフ記者)翻訳・脇浜義明 元原子力産業副社長だったアニー・ガンダーセンは、日本政府と原子力産業が、2020年東京オリンピックまでに避難者を全員帰郷させようとしていることに、驚き、怒 …
原子力機構大洗事業所でのプルトニウム被曝事故
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺悦司 事故の経緯と原因作業員は再々入院中 日本原子力研究開発機構(以下機構)の大洗研究開発センターで作業員5人の重大な被曝事故が起こってから1カ月半が過ぎた。7月19日現在、被 …
原発のゴミ世界の今 中間貯蔵施設建設では核のゴミ問題は解決しない
南山大学人類学研究所 非常勤研究員 玉山ともよ 米国では核のゴミの再処理をあきらめ、地中に埋める手段がとられてきた。しかし、廃棄場をマイノリティー居住区域に押しつける差別により成り立っている。 米国廃炉ビジネスは、日本 …
地域産業と結びつかない原発ではなく地方分権、農林業重視、住民参加を
7月16日、キャンパスプラザ京都で、さよなら原発福井ネットワーク代表・山崎隆敏氏の講演会「なぜ原発で若狭の振興は失敗したのか」が行われた。コメンテーターに中嶌哲演氏も迎えた。山崎氏は「地方が自治権をもち、大企業ではなく …
福島原発2号機の放射能プルームは今も全国・世界へ拡散中
地球規模の人類と環境への破壊 6月24日、東京で「ふくしまと全国の集い」による講演会が開かれた。この集いは政府による福島原発事故被害の隠蔽を批判し、原発の状態と放出される放射能の量や流れを徹底調査するため、全国の学者や …
原発事故の被害体験談(4)「30代での末期がんは原発事故のせいだ」
松平耕一さん(39歳 東京在住。15年に大腸がんのステージ4に) 福島・関東の住民に原発事故の放射能による体調不良が増えている。広島やチェルノブイリでも、末期がんなどの大病を増やし、若年層の死者が激増した。 今回話を …
時評 短評 私の直言
福島から、(1)健康問題、(2)除染問題、(3)避難問題の課題を、報告する。これらの問題はすべて連関するものだが、論点を明確にするため、分けて報告する。 (1)甲状腺がん多発 まずは子どもの「甲状腺がん」です。201 …
小林麻央さんの死と放射能汚染
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦史 フリーアナウンサーで、歌舞伎役者・市川海老蔵さんの妻である小林麻央さんが乳がんのため34歳の若さで亡くなりました。この悲劇は、がんと原発事故による東京圏の放射能汚染との …
国連科学委員会のデータから5基の年間稼働で最大7000件の発がん・1700人のがん死の可能性
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺悦司 九州電力の川内1・2号機、四国電力の伊方3号機に続いて、関西電力は高浜3・4号機の再稼働を行った。裁判所もまた、住民の安全を全く無視する福島事故以前の「原発安全神話」の無 …
安倍政権の棄民政策を問う(2) 自主避難者が国会で証言 自主避難者が国会で証言
フリージャーナリスト 西中誠一郎 復興相を追及して「自己責任」発言を引き出したのが、フリージャーナリストの西中誠一郎さんだ。「自主避難者」の住宅無償提供打ち切り問題を取材してきた。衆参両院で今村大臣の問題発言を巡り質疑 …
各地のムーブメント 若者も現地行動へ交通費が出ます交通費カンパもぜひ交通費カンパもぜひ
学生からの呼びかけ ★若者世代への呼びかけ 私は「若狭の原発を考える会」に関わる学生です。関西電力が、高浜原発4号機に続き、3号機の再稼働も6月6日に行うと発表しました。若狭の原発を考える会は、「5・17高浜原発うごか …
安倍政権の棄民政策を問う
「Go West, Come West!! 3・11関東からの避難者たち」交流集会 避難者、関西、全国の住民連帯の場 5月6日に、本紙1611号で詳報した「3.11関東からの避難者たち」の2回目の交流会と集会が行われ …