500人以上が殺害され、2500人以上が負傷したイラク民衆の民主化を求める闘争が、米軍によるソレイマニ革命防衛隊司令官殺害事件で、陰に隠れてしまった。そもそもイランの軍事司令官がイラク領内で活動し、別の外国軍が軍事行動 …
権力による学問への介入、歴史修正主義、フェミニズムバッシングに抗う フリーライター 谷町 邦子
第3回フェミニズム科研費裁判、杉田被告の「一般論」「論評」との抗弁に反論 2月13日、「フェミ科研費裁判」第3回口頭弁論が京都地方裁判所で行われた。杉田水脈衆議院議員による、科学研究費を使用したジェンダー研究への中傷が、 …
【追悼】難民救済に ささげた人生
ペシャワール会中村哲さんを悼む 初めて中村哲さん(1946~2019年)と会ったのが1999年秋、毎日新聞大阪本社での講演会だった。 インドの西端にあるパキスタンは日本人にとって辺境であり、さらに辺境の山岳地帯でハン …
【イスラエルに暮らして】村で暴行する警察を 撮影記録する活動に参加 イスラエル在住 ガリコ 美恵子
イサウィヤ村に連帯するイスラエル人 パレスチナに連帯するイスラエル人は国民の約1%と言われるが、最近、イサウィヤ村への連帯意識が高まっている。 イサウィヤ村は、東エルサレム北東部にある人口2万人の村だ。就学率が高く、 …
【2020年 新年挨拶】選挙・議会中心主義を乗り越え 街頭へ出よう
人間関係の崩壊進む日本 世界を支配する米国はもとより、世界中で規模の違いはあっても、貧困・格差の拡大と支配者の政治腐敗はどこにも共通している。時にパンを求めて、時に為政者の汚職・不正に、差別に怒る非暴力の人民の行進に、 …
【新年連帯の挨拶】分断進む世界 「人民の新聞」としての役割に期待 東日本成人矯正医療センター在監 重信 房子
人民新聞をいつもありがとうございます。読み学び励まされています。 新年は、世界がますます分断に直面する姿が目に見えます。ドナルド・トランプは、形振り構わず大統領再選のためにあらゆる機会を利用し、矛盾に満ちた政策を繰り …
【2020新春インタビュー】資本主義「以後」を構想する 斎藤 幸平さん(大阪市立大学経済学研究科准教授)
多様な人々の社会運動への参加が次のビジョン作る 格差と貧困の拡大、覇権国家=米国の凋落と全般的な経済混乱、各地で頻発する民衆反乱、待ったなしの環境危機 etc…。資本主義の終焉がいよいよ現実味を帯びてきた。資本主義「後」 …
【2020年新年メッセージ】
故中曽根元首相の ろくでもない「業績」在野の哲学者・文筆業 栗田 隆子 元首相の中曽根康弘が101才で死んだ。死因は老衰とのことで、まさに大往生である。サッチャーが亡くなった時、人々は乾杯をし、映画監督のケン・ローチは …
在札幌中国総領事による 恫喝事件を告発する 団結香港工人市民・日本札幌小組 宮澤 直人
香港市民支持を訴えて領事館に申し入れを行った友好協会会員有志の行動を報告したが、北海道の日中友好協会の関係者によると、在札幌中国総領事・孫振勇氏が北海道の日中友好協会幹部を呼び出したり、電話をかけたりして恫喝ともいえる …
【浦島オバさん太郎の日本すごくない!(10)】週末の過ごし方
皆さんは週末をどのようにお過ごしですか?人民新聞読者の方たちは、デモや集会・勉強会に忙しいかもしれませんね。特に最近は、反権力イベントが多くてスケジュールを把握できないという人は、私だけではないはず。しかし日本には、休 …
米国中心のグローバル同盟が 世界を席巻 編集部 脇浜義明
米国資本と中国資本の対立の時代に 中国資本と米国資本の対立が国家間の貿易戦争となっている。中国の一帯一路、東シナ海基地建設、アフリカ進出などの拡大政策と、これまで覇権国としての特権にあぐらをかいてきた米国との衝突を観て …
世界各地で続いた民衆反乱と弾圧
拡がる貧困格差、独裁政権の腐敗 香港の民衆蜂起を継続的に紹介してきたが、世界中で独裁的政府の腐敗や経済格差・貧困に対する民衆反乱が多発している。気候変動、米国の一国主義、資本主義世界の矛盾が極点に達している。弾圧も激化 …
パレスチナに暮らす市民は 日常生活が闘いの現場になっている
新人編集部員 はじめてパレスチナへ行く 10月9~21日、「オリーブの会」の呼びかけで「2019パレスチナ援農ボランティア」としてパレスチナ自治区(ヨルダン川西岸地区)を訪れた。同会は、2010年から援農に参加し今回で9 …
今も進行するナクバ―ベドウィン族追放 それでも抵抗は続く
ジョナサン・クック 『トゥルー・パブリカ』10月27日 自国内で難民に なった民族 先週イスラエル国民であるベドウィン3万6000人が、収容所へ追いやられ、自国内で難民となった。これは1948年ナクバの仕上げ行為である …
国連で13か国が パレスチナ支援決議に棄権→反対 『パレスチナ・クロニクル』 12月7日
12月3日、13カ国が長年のパレスチナへの原則的姿勢を変え、国連のパレスチナ支援決議に反対票を投じた。 国連事務局・パレスチナ人権室が毎年行っている「親パレスチナ決議案」に、ドイツ、チェコ共和国、オーストリア、ブル …