山が動くか京都市長選福山選対事務局長 白坂ゆうこさん(㈱エコー代表)に聞く

市民が主体となり政策作り、多様な団体と共闘  2月2日投開票の京都市長選は、与野党相乗り推薦で4選を目指す現職=門川大作氏と市民派新人=福山和人氏の争いを軸に、地方政党=「京都党」出身の元京都市議=村山祥栄が割って入る三 …

権力による学問への介入、歴史修正主義、フェミニズムバッシングに抗う フリーライター 谷町 邦子

第3回フェミニズム科研費裁判、杉田被告の「一般論」「論評」との抗弁に反論 2月13日、「フェミ科研費裁判」第3回口頭弁論が京都地方裁判所で行われた。杉田水脈衆議院議員による、科学研究費を使用したジェンダー研究への中傷が、 …

【パギやん吠える!】2020年地獄へ行くか、地獄から逃れるか、 地獄を粉砕するか……浪花の歌う巨人・パギやん(趙博)

 「謹賀新年」などと言っていられないはずだ。「明けましておめでとうございます」と何処の何方が、どの口で仰るか? 新年を言祝ぐことができるのは、ニッポン国に住む人間のたった2~3%の富裕層だけである。  貧困格差は益々拡大 …

連載・ロスジェネ世代の労働と社会の責任(3) 配達猫さん(アルバイト)インタビュー 聞き手:編集部・園

非正規雇用・派遣切り・放射能汚染がれき焼却 派遣仕事のワーキングプアによる体調不良  私は関西の音響専門校に入りました。就職活動では、希望する音楽スタジオでの仕事は少なく、あっても場所も遠い関東で低賃金、力仕事が大半でし …

【バリアのない街】介護現場へのAI導入 「作業」から「介護」への転換は可能か?遙矢当(はやと)@Hayato_barrier

  医療福祉現場においてAI(人工知能)活用を掲げる会社(東京・浜松町)を訪れたときのことだ。「現場の声は受け入れられないですねぇ……」―私は重役の一言に落胆した。 高齢者の介護現場において、AIは慢性的な人手不足の解消 …

【文化欄 Iターンするひとびと】 (5)やまはる農園 山下順・淑子さん 聞き手 編集部 矢板 進

街と農村を感覚でつなぐ都市近郊農業 自給自足を目指して 半農半X 口コミ・マルシェで顧客拡大  育てた野菜を顧客に週2回配送してまわる。現在90軒ものお客さんがいるそうで、農家が売り先を自分で確保できるならそれに越したこ …

【2020新春インタビュー】資本主義「以後」を構想する 斎藤 幸平さん(大阪市立大学経済学研究科准教授)

多様な人々の社会運動への参加が次のビジョン作る 格差と貧困の拡大、覇権国家=米国の凋落と全般的な経済混乱、各地で頻発する民衆反乱、待ったなしの環境危機 etc…。資本主義の終焉がいよいよ現実味を帯びてきた。資本主義「後」 …

【連載 維新批判(3)】住民切り捨ての事業民営化 密室で推し進められる都構想 大阪市民・紙芝居師 ファイター

闇の大阪都構想  私は今、不安でしょうがない。何がって? 大阪市を特別区に分割するいわゆる「大阪都構想」が決まってしまいかねない状況が、徐々に作られているからだ。  大阪都構想に賛否を問う住民投票に反対していた公明党が、 …

【連載(8)食べて身になる】ウーバーイーツとわたし 木澤 夏実(げいじゅつ と、ごはん スペースAKEBI)

(3)配送員は「利用者」!?  友人にもウーバーイーツ(以下ウーバー)の配送者がおり、かなり儲けているとの噂であった。早速彼と会う約束を取り付け、配送をしてみた感想をメリット・デメリットに分けて聞いた。  まずメリットは …

【論説委員会】拡大する格差、深刻化する貧困 世界に広がる自然発生的民衆反乱 編集部 山田 洋一

 10月の論説委員会のテーマは「所得格差と貧困」。ありふれた日常語になって久しく、言葉のインパクトは薄れつつあるが、現実は深刻化する一方だ。背景には多国籍企業の搾取、非正規労働の蔓延、逆累進制を強める税制改悪、福祉政策の …

【時評短評 私の直言】原発と水害の渦中で県民性を問うてみる シネマブロス 宗形 修一

福島県に生まれ福島県に住んで―  1966年、京都の立命館に進学した時、高校の担任は国士館大と間違え、立命館の所在地も知らなかった。当時福島県内からの進学先は東北・関東エリアまでで、関西は本当に少なかった。大学に入って友 …

【オシテルヤン日記】制度の「すき間」を埋める支援 大阪・長居「コミュニティスペース オシテルヤ」職員中桐 康介

自分の人生を手に  入れつつある春美さん 野宿からアパートへ  残暑厳しい8月の午後、畑で除草作業をしていると、携帯電話に着信がありました。高齢の男性Aさんで、「ぼく、春美さんの知人なんだけど、なんとかしてあげてよ。お宅 …

【民営化と教員イジメの深層】安倍官邸肝いりの民間試験導入 校長民間募集・評価制度導入で仲間意識崩壊 元高校英語教員/大阪教育合同労働組合 寺本 勉さんインタビュー

ビックデータ握り 教育・受験産業を支配するベネッセ  10月、大学入試への民間試験導入に対し、「公平性が確保されない」などの反対意見が噴出し、延期が決まった。英語民間試験は21年1月に実施予定の「新共通試験」の一環だ。国 …