被害者意識の日本人と戦後保守が織りなしてきた日本の戦後史 李 達富 日本の対中侵略戦争、対米戦争(太平洋戦争)に、兵士あるいは軍属として動員された朝鮮人は50万人を超える。彼ら以外に、従軍慰安婦として戦地に送られた …
高江現地レポ 森と暮らしを守るため 不屈のたたかいがつづく
金津まさのり 法を無視した強権発動が沖縄で行われている。ヘリパッド建設予定地の高江では、周辺住民が、県道での検問や封鎖の禁止を求めた仮処分申請を行っている。第3回審尋(1日、那覇地裁)で、住民側は、「7月の検問は反対運 …
安倍晋三と日本ナショナリズムについて
田畑 稔(季報『唯物論研究』編集長) <田畑稔さん>季報『唯物論研究』編集長、大阪哲学学校世話人、21世紀研究会代表世話人など。主著に『マルクスとアソシエーション』(新泉社、1994年)、『アソシエーション革命へ』(共編 …
沖縄通信 さながら戒厳令下の住民弾圧
富田 英司 高江で2年ぶりのオスプレイパッド建設工事が再開されるとき聞き、急きょ沖縄に向かった。高江に入ったのは、工事強行の前日の7月20日。 久しぶりの高江は様変わりしていた。普段は静かで自然豊かなやんばるの森なの …
伊方原発 無謀な再稼働
原発さよなら四国ネットワーク 酒肆 和子 8月12日、市民グループ150人がゲート前で抗議するなか、伊方原発3号機が再稼働した。伊方原発は、日本最大の活断層=中央構造線の直近にある。熊本地震は、同構造線の活動によると考 …
境界線上に立つ(4)琉球独立論と日本社会 本紙企画連続対談
松島泰勝(龍谷大教授)VS下地真樹(阪南大准教授) 沖縄・高江では、ヘリパッド建設に反対して座り込む住民・市民らのテント・バリケード車の強制撤去・重機搬入が危ぶまれ、緊張が続いている。参院選が終わったとたんに、県との和 …
【各地のムーブメント】三里塚・交流研修拠点
今年の冬、成田空港のど真ん中に建つ宿泊研修施設、木の根ペンション2階軒裏の板が少し剥がれ落ちてしまいました。仲間の大工さんに見てもらったところ・・・直すのなら、2階建ての屋根や壁を全部張りかえるしかない。費用は足場組み …
問われるのは自らの日常現場 2016参院選総括(大阪)
豊中市議 木村真 今回の参院選で、私は、特定の候補者の選対には一切加わらなかったが、各野党に対して共闘を、有権者に対しては野党候補への投票を呼びかけた「ミナセン(みんなで選挙)大阪」には多少は関わったし、地元・豊中での …
オール沖縄と琉球独立への課題
彫刻家・金城実 そもそもオール沖縄は何故に生まれたのか? それは、沖縄人としての誇りからであろう。では、誇りとはこれほど力があるのか? それは、屈辱と被差別・抑圧の歴史をくぐったことのない奴には理解できない。いわば人間 …
不断の努力を普段から 大阪・野党共闘を実践して
ミナセン大阪 難波希美子 昨年秋頃から、座間宮ガレイさんの選挙についての話を何度か聞いた。 彼は、選挙ジョッキーとして戦争法反対、反原発など私たちと同じ立ち位置での、市民目線の選挙の盛り立て役を担い、全国各地を飛び …
【参院選意見特集】この現実を見据え再出発を
ノー 突きつけた沖縄と福島 福島・シネマブロス代表 宗形修一 参院選は、「改憲阻止」を争点に、「野党共闘」の有効性が問われた。与党の争点隠しや保守メディアの世論誘導がありながらも、野党共闘は一定奏功し、全国32の1人区の …
戦前の弾圧、忘れるなかれ
創価学会員 霊崎信行さんインタビュー 5歳で入信し、60年間創価学会員として活動する霊崎信行さん。霊崎さんに(1)参院選への評価、(2)公明党が与党に留まる理由、(3)改憲問題に対する学会員の関心、をインタビューした。 …
「自分が生きる社会」にこれからも向き合っていく
龍谷大学学生 邊 玲奈さんインタビュー 活動する若者に、今回の参院選はどう見えたのか? 安保法制に対する抗議行動に取り組み、反ヘイトスピーチや原発問題などに関わり続ける邊玲奈さん。ARAWやSEALDs関西、関西市民連合 …
【参院選・東京】形骸化された民主主義
遙矢当 「改憲勢力の圧勝」、改めて見るまでもない今回の参議院選挙の結果を、東京から眺めています。 今はただ冷静に結果を受け止めています。この結果は、単に低投票率や無関心によるものと、そのまま政治に責任を転嫁して良いの …
「ミナセン(みんなで選挙)」
ミナセン尼崎・弁護士 弘川よしえ 昨年の夏、安保法制の審議で市民の反対の声が大きくなる中、よく賛成側の陣営から言われたことがある。「デモをするぐらいなら選挙に行け」。慎重審議すべきという意見も含めて、安保法制に反対する …