福島と関東をまたにかける「脱被ばく実現ネット」 福島原発事故から5年8カ月が経過した。チェルノブイリ事故では、5年目からがんなどの命を奪う健康被害が激増したが、日本でも福島を筆頭に東日本全体で健康被害が急増している(表 …
広島原爆5発分の「死の灰」を全国に拡散する恐怖の計画
環境省、除染除去土壌の公共事業への再利用を決定 市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 放射性物質は決して拡散してはならず、閉じ込め、管理しなければならない。だが、政府はこの原理を公然と大々的に踏みにじる …
全国の原発 基準地震動 見直し必要
●島崎氏が陳述書を提出 大今 歩 6月8日、大飯原発3・4号機の控訴審(名古屋高裁金沢支部)の第8回口 …
内部被曝の恐るべき危険性
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 今回は、支配層側の専門家たちの多くが無視して認めようとしない放射線被害のより広く深刻な側面について考えてみたい。それは、私の属する研究会がテーマとしている内部被曝の危険 …
マスコミが指摘する「現場力の劣化と危機」
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 運転停止仮処分は推進派マスコミにも強い衝撃 周知の通り、関西電力高浜原子力発電所3号機は3月9日、大津地裁の仮処分決定によって運転が停止された。裁判所の判断に前述の2月 …
「失態」どころではない再稼働現場の恐るべき実態
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 関西電力高浜原発4号機は、再稼働した後、突然、自ら緊急停止した。大津地裁の仮処分によって運転が停止されるよりも前のことだ。産経新聞(インターネット版)から、この「失態」 …
進まぬ原子炉解体作業 広がる汚染
小出裕章さんインタビュー 東電は3月末、「凍土遮水壁」の運用を開始したが、5月になって、計測地点の約1割で凍っていないことがわかり、62カ所でセメントを注入する追加工事を行っている。さらに東電は、事故前に定めていた年 …
悪魔のささやき 原発再稼働の「決意」が「真心」?
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺悦司 関西電力は現在「パワー・ウイズ・ハート」のCMを放映している。 「電気はこの国の元気、電気はこの国の未来、電力自由化という新しい時代、関西電力も変わります。思いを込めて …
関東圏の放射能被害(2)つながり・避難という希望
園良太(福島原発事故による健康被害者の会) 「被ばく」の個人化 1580号で報告した「関東圏の放射能被害」に関する集会の第2回目が5月5日、早稲田の交流スペース「あかね」で開催され、前回の2倍を越える50人が参加。健康 …
故郷への「帰還」をめぐって揺れる葛尾村
大阪・一ノ瀬輝博 2~4月、連続して福島を訪問した。「コラボ玉造」の唐住日出男さん(介護ヘルパー)が毎月、大阪から車で三里塚の野菜を福島の仮設住宅などに届けているのに同乗させてもらったものだ。 「3・11」から5年が …
時評・短評 川内原発、すぐ止めろ
編集委員 下村俊彦 熊本地震のあとも、隣の鹿児島県で川内原発が稼働を続けている。ただちに停止すべきだ。言いたいことは以上だが、それだけで終わっては記事にならないので続けてみる。 本紙でも熊本地震については取り上げてき …
声を上げさせない仕組みを問う
福島原発事故による健康被害者の会 園良太 福島原発事故を経ても川内原発を動かし続ける日本への警鐘のように、4月14日夜に隣の熊本で大地震が起きた。ちょうどその時、東京・早稲田では「福島原発事故による健康被害者の会」が「 …
イメージ操作された「大人しく従順な」東北人
シネマブロス 宗形修一 前回は、「棄民」というキーワードで、福島第一原発事故を背景とした国・東電と避難住民の関係を浮き彫りにしようとしたが、今回のキーワードは「歴史」と「現在」です。 テレビマンユニオンの今野氏の言葉 …
ウクライナ・フランス・韓国・日本の労働者が報告と討論
被ばく労働を考えるネットワーク なすび 3カ国以上の国から原発作業員や元作業員が集まり、被曝労働問題に関する国際会議が開かれるのは、おそらく史上初めてのことではないだろうか。3月27日に「被曝労働問題の現状 フランス・ …
事故6年目の福島から問いかける
福島原発告訴団団長 武藤類子 震災・原発事故から5年の3・11を、日本はどう迎えたのか? 福島からは、「原発いらない福島の女たち」の集いと、「福島で生きることの意味」を問う時評・短評が送られてきた。東京では、東電の責任 …