釜ヶ崎の小さな居酒屋「はな」。尾崎美代子さんが一人で経営し、日雇い労働者たちの憩いの場となっている。その客が逮捕され勾留・接見禁止が続いている。 4月25日、西成警察が「挙動不審」との理由から、任意聴取を拒否したにも …
【厚労省】東京労働局長がマスコミを恫喝
厚労省は過労死の経緯の説明を拒否 近頃、省庁トップの辞職や更迭が相次ぎ、もう忘れ去られかけているが、3月末に厚生労働省東京労働局の勝田(かつだ)智明局長が懲戒処分を受け更迭された。 今国会で裁量労働制の対象拡大が取り …
花見有料化粉砕デモに寄せて―
大企業に公園が潰される 都市大阪ではいま、とんでもない事態が進んでいる。大企業によって、公園が潰されようとしているのだ。 すでに本紙でも報じられたように、大阪城公園では2014年にパークマネジメント事業が適用され、電 …
野宿の現場から俯瞰する日本社会当事者主体で「椅子取りゲーム」を変える
86年から一貫して釜ヶ崎において野宿者支援に取り組む生田武志さん。「支援」に留まらず、人それぞれの生きづらさを大切にしながら、社会的矛盾を俯瞰する眼差しを持ち続けている。編集部では今回、生田さんに、(1)近年の野宿の現場 …
刑務所を出たあとの生活再建
トラブル続きの仕事探し 「吐いたつば、飲むわけにはいかんやろ!」─独特な言い回しで就労訓練への意欲を語る柴田さん(57)。カラオケでは矢沢永吉を熱唱し、「バリバリや!」が口癖で、大阪でも不良が多いと噂された(?)堺出身 …
センター移転は森友・加計問題に通じる/企業を儲けさせるだけの計画
センターは釜ヶ崎の心臓 11月11日、西成市民館(大阪市)にて、「釜ヶ崎は労働者のまち! センター潰すな! 仮移転も本移転も許さない! 西成特区構想はジェントリフィケーション! 大集会」が開催された。釜ヶ崎では現在、西 …
貧困の連鎖を防げ 生活保護でも大学に行きたい!
10月1日、エルおおさか(大阪市)にて、「貧困の連鎖を防げ~生活保護でも大学に行きたい!」が開催された。会場定員を超す130名が参加した。 基調講演「生活保護世帯の大学生の現状と課題~堺市実態調査から」は、桜井啓太さ …
見捨てられる介護施設
遙矢当 @Hayato_barrier 「今月(=7月)介護スタッフに支払う給料のお金もないんです」―乾いた初夏のある日、私の元に一本の電話が入った。電話の主は、千葉県の成田空港にほど近い町に開設された、社会福祉法人の …
4.30東京 労働社会で一般化する 「払われない労働」
際限ない自営業化と給率性(賃金を売り上げに連動させるシステム)の一般化 4月30日、「自由と生存のメーデー2017 あなたの時給はいくら? ~ハラスメントと『払われない労働』~」が開催された。主催はフリーター全般労働組 …
東京五輪の暴力性 関西からも声を 西成・長居・大阪城でも野宿者排除
渋谷区長の「多様性尊重」は偽り粘り強く抵抗した野宿者と支援者 前号1面で、神戸大の原口剛さんが、箱物建設で利益追求する国家政策が進み、全国の都市が暴力的に再開発されていることを批判した。その代表例が、東京渋谷の宮下公園 …
「ネオリベラリズム土建国家」の正体と「生」の収奪
福島、東京、大阪、沖縄、リオ、北米…大地を奪う国家の暴力 神戸大学大学院人文学研究科准教授 原口 剛 本紙は、原発事故の避難者を福島にむりやり戻す政策、東京五輪・大阪釜ヶ崎の再開発、辺野古新基地建設を批判してきた。その共 …
フリーター労組運動の10年 「この世界」から「別の世界」へ
数センチ先、まだ見出されない方向に フリーター全般労働組合 山口 素明 2000年代後半、「派遣切り」などが社会問題化し、フリーターの労働組合が全国で結成された。「生きさせろ!」「プレカリアート」「反貧困」を掲げて集会や …
出口の見えない混沌、劣化する社会
現代の若者は、日本社会をどう見ているのか?自分自身の生きづらさ・ 限界を抱えながら他者とつながる 20~30才代の若者は、日本社会をどう見ているのか? 4名に集まってもらい座談会を行った。うち3名は、何らかの社会運動に関 …
東西で強行される「被災者切り捨て」
阪神淡路大震災22周年の抗議集会―福島避難者のアピール 編集部 園 良太 阪神淡路大震災から22年目の1月17日、神戸市役所南側の東遊園地で「阪神淡路大震災1・17のつどい」(神戸市、市民、ボランティアによる開催)が …
バリアのない街 ナショナリズムを越え、 隣人を迎えいれるために
外国人介護士と介護現場 遙矢当 〝Sorry, We can’t explain our reason to you 〟 私は電話口でそう繰り返すばかりだった。電話口で「なぜですか?!」と繰り返し問うフィ …