小出裕章さんインタビュー 東電は3月末、「凍土遮水壁」の運用を開始したが、5月になって、計測地点の約1割で凍っていないことがわかり、62カ所でセメントを注入する追加工事を行っている。さらに東電は、事故前に定めていた年 …
関東圏の放射能被害(2)つながり・避難という希望
園良太(福島原発事故による健康被害者の会) 「被ばく」の個人化 1580号で報告した「関東圏の放射能被害」に関する集会の第2回目が5月5日、早稲田の交流スペース「あかね」で開催され、前回の2倍を越える50人が参加。健康 …
故郷への「帰還」をめぐって揺れる葛尾村
大阪・一ノ瀬輝博 2~4月、連続して福島を訪問した。「コラボ玉造」の唐住日出男さん(介護ヘルパー)が毎月、大阪から車で三里塚の野菜を福島の仮設住宅などに届けているのに同乗させてもらったものだ。 「3・11」から5年が …
声を上げさせない仕組みを問う
福島原発事故による健康被害者の会 園良太 福島原発事故を経ても川内原発を動かし続ける日本への警鐘のように、4月14日夜に隣の熊本で大地震が起きた。ちょうどその時、東京・早稲田では「福島原発事故による健康被害者の会」が「 …
各地のムーブメント 福島原発告訴団から訴訟支援団へ
福島原発告訴団関西支部 石田紀郎 福島第一原発が崩壊してからまもなく5年目を迎えます。5年もの歳月をかけて、被災者の救済は、崩壊原発の汚染源への対策は、この事態を引き起こした責任の所在の追及は、これからの福島のありよう …
イメージ操作された「大人しく従順な」東北人
シネマブロス 宗形修一 前回は、「棄民」というキーワードで、福島第一原発事故を背景とした国・東電と避難住民の関係を浮き彫りにしようとしたが、今回のキーワードは「歴史」と「現在」です。 テレビマンユニオンの今野氏の言葉 …
3.11福岡 反原発・反戦・反独裁
いのうえしんぢ 少人数でも効果のある方法を 忘れたり諦めたわけではないのですが、脱原発運動よりも反戦運動の方が今は忙しい…。そんな状況が福岡では見えます。みなさんが住まわれている地域はどうでしょうか? そんな現実を考 …
事故6年目の福島から問いかける
福島原発告訴団団長 武藤類子 震災・原発事故から5年の3・11を、日本はどう迎えたのか? 福島からは、「原発いらない福島の女たち」の集いと、「福島で生きることの意味」を問う時評・短評が送られてきた。東京では、東電の責任 …
時評・短評 <棄民>の歴史から考える
シネマブロス 宗形 修一 東日本震災から5年を経て、マスコミの震災報道が増加している。3月9日には、大津地裁の仮処分ながら高浜原発3・4号機の運転差し止めの決定が出た。反原発の運動には援軍になるだろうが、下級審の判決が …
3.11福島 「非難されても、本当のことを言わねば」
スリーノンの女たち ちせ(写真撮影 鈴木和子) 11日、三春町での「原発いらない福島の女たち」の集いに参加。メンバー手作りのお結びと漬物、惣菜をいただきながらのランチ交流会。その後の全体会では、「今、伝えたい福島の現状― …