米国中心のグローバル同盟が 世界を席巻 編集部 脇浜義明

米国資本と中国資本の対立の時代に  中国資本と米国資本の対立が国家間の貿易戦争となっている。中国の一帯一路、東シナ海基地建設、アフリカ進出などの拡大政策と、これまで覇権国としての特権にあぐらをかいてきた米国との衝突を観て …

【編集部からの 新年挨拶】

的確な判断と技能で上手く降りる  山登りでは、下山の方が怪我をしやすく、状況判断もより的確さが求められる。木登りも同様。かの「徒然草」では、木登り名人が「危ふく見えしほどは言ふこともなくて、降るるときに…、『過ちすな。心 …

世界各地で続いた民衆反乱と弾圧

拡がる貧困格差、独裁政権の腐敗  香港の民衆蜂起を継続的に紹介してきたが、世界中で独裁的政府の腐敗や経済格差・貧困に対する民衆反乱が多発している。気候変動、米国の一国主義、資本主義世界の矛盾が極点に達している。弾圧も激化 …

【ぷりずむ】

 前回、本欄で「物も人も、使い捨てるのではなくメンテナンスする」ことが必要ではないか、と書いた。そう言っているそばから、使っているスマホのバッテリーがへたってきたので、言行を一致させようと、ネットで調べてバッテリーとスマ …

【国会閉幕】「桜を見る会」に見る政治の底割れ しつこく追及、逃げ切らせない   豊中市議・森友学園問題を考える会 木村 真

 「桜を見る会」をめぐる安倍や菅のバカげた言い訳を聞かされてうんざりしない人などいない。「名簿は廃棄した」、「野党の問い合わせがあった日にシュレッダーにかけたが、たまたま同じ日になっただけ」、「招待者を推薦はするが最終的 …

【論説委員会】拡大する格差、深刻化する貧困 世界に広がる自然発生的民衆反乱 編集部 山田 洋一

 10月の論説委員会のテーマは「所得格差と貧困」。ありふれた日常語になって久しく、言葉のインパクトは薄れつつあるが、現実は深刻化する一方だ。背景には多国籍企業の搾取、非正規労働の蔓延、逆累進制を強める税制改悪、福祉政策の …

【時評短評 私の直言】原発と水害の渦中で県民性を問うてみる シネマブロス 宗形 修一

福島県に生まれ福島県に住んで―  1966年、京都の立命館に進学した時、高校の担任は国士館大と間違え、立命館の所在地も知らなかった。当時福島県内からの進学先は東北・関東エリアまでで、関西は本当に少なかった。大学に入って友 …

【読解力低下】英語必修化より 国語教育の徹底を 学習塾経営 北村 直樹

小学校の英語教育は愚民化政策  衝撃の結果が出た。経済協力開発機構(OECD)は12月3日、79カ国・地域で15歳計約60万人に実施した「国際学習到達度調査(PISA、2018年)」の結果を公表した。日本は「数学的応用力 …

【オシテルヤン日記】制度の「すき間」を埋める支援 大阪・長居「コミュニティスペース オシテルヤ」職員中桐 康介

自分の人生を手に  入れつつある春美さん 野宿からアパートへ  残暑厳しい8月の午後、畑で除草作業をしていると、携帯電話に着信がありました。高齢の男性Aさんで、「ぼく、春美さんの知人なんだけど、なんとかしてあげてよ。お宅 …

【1/24高知県知事選挙】自民党の圧倒的な物量の勝利 前知事のなりふり構わぬ支援 グリーン市民ネットワーク高知 外京 ゆり

現職知事の裏切り   野党共闘の奮起と限界  尾﨑正直県知事(以下尾崎)が、4選不出馬と自民党からの国政挑戦を表明したのが8月21日。国政挑戦は噂されていたが、「自民党」「高知2区から」に驚き、裏切られたと感じた。さらに …

【島本町】民意踏みにじった町長・町議会 ひょっこり(島本町在住)

高さ制限条例の直接請求 否決した議会  高層マンション建設ラッシュの続く大阪府島本町で、町内全域の建築物の高さを20m(6階相当)に制限する条例の制定を求めて直接請求署名を行いました。   人口3万人の島本町は、1年間に …

パレスチナに暮らす市民は 日常生活が闘いの現場になっている

新人編集部員 はじめてパレスチナへ行く 10月9~21日、「オリーブの会」の呼びかけで「2019パレスチナ援農ボランティア」としてパレスチナ自治区(ヨルダン川西岸地区)を訪れた。同会は、2010年から援農に参加し今回で9 …

今も進行するナクバ―ベドウィン族追放 それでも抵抗は続く

ジョナサン・クック 『トゥルー・パブリカ』10月27日 自国内で難民に なった民族  先週イスラエル国民であるベドウィン3万6000人が、収容所へ追いやられ、自国内で難民となった。これは1948年ナクバの仕上げ行為である …

国連で13か国が パレスチナ支援決議に棄権→反対 『パレスチナ・クロニクル』  12月7日

 12月3日、13カ国が長年のパレスチナへの原則的姿勢を変え、国連のパレスチナ支援決議に反対票を投じた。   国連事務局・パレスチナ人権室が毎年行っている「親パレスチナ決議案」に、ドイツ、チェコ共和国、オーストリア、ブル …

「みえない手錠をはずすまで」上映会を通して 狭山のイマを伝える

【高槻11/29】狭山関西キャラバン  狭山関西キャラバンは、狭山事件の再審を求めるため、関西地方をまわり講演・上映会・街宣などを行なっている。   11月29日、カフェ・コモンズ(高槻市)で狭山事件を題材とした映画「S …