世の中が《星野仙一死亡》のニュースで賑やかなとき、一人の老活動家がひっそりと息を引き取った。「寿命には勝てんが、安倍には負けたくない」と踏ん張っていたが、病に蝕まれた体力が続かず、安倍よりも先に逝った。 世間が阪神淡 …
【メディア時評】すべての言論人・ジャーナリストは人民新聞への言論弾圧に抗議すべきだ
浅野健一(ジャーナリスト/同志社大学大学院社会学研究科博士課程教授) 私は長く人民新聞に「メディア時評」を掲載してきた。 今回の山田編集長の微罪事案での逮捕・起訴は言論弾圧である。すべての言論人、市民、労働者、学生に …
自会派閥で組織的な不正流用か 安倍政権の権力腐敗の表れ
丸尾牧さん(緑の党・兵庫県議)インタビュー 政務活動費の架空請求疑惑で、辞職の意向を示していた神戸市会自民党議員団の橋本健市議(37)が、8月29日に辞職した。橋本市議は2010~14年度に計8回、宍粟市の印刷仲介業者 …
なぜ労働組合は衰退したか 今こそ職種別産業別組合を
「大阪労働学校アソシエ」講座開講に当たって 組織率と争議の激減、春闘の崩壊新たな労働者支配への対抗を 8月26日、大阪労働学校アソシエで、木下武男氏(労働社会学者)、熊沢誠氏(経済学者)の講演会が開催され …
見捨てられる介護施設
遙矢当 @Hayato_barrier 「今月(=7月)介護スタッフに支払う給料のお金もないんです」―乾いた初夏のある日、私の元に一本の電話が入った。電話の主は、千葉県の成田空港にほど近い町に開設された、社会福祉法人の …
浅野健一氏の定年延長に不正 過小評価するための捏造か
文責・編集部 2014年、浅野健一氏は、同志社大学大学院で定年延長が拒否され、解雇されたのは不当として、教授としての地位確認などを求めて裁判を起こした。一審京都地裁判決で主張を退けられたが、始まったばかりの控訴審では、 …
ひきこもり名人 勝山実のポンチ
ひきこもりと自立支援 ひきこもり名人 勝山 実 私のほかに誰もこの本を知らないだろう。『〈自立支援〉の社会保障を問う』桜井啓太著(法律文化社)。定価、五四〇〇円+税です。高いぞ。 「ねちねち就労支援の悪口を言い続け …
ひきこもり名人 勝山 実のポンチ 割引きクーポンの有無は大きいぞ
ひきこもり名人 勝山 実 ファミリーレストランのレシート(レジから吐き出されるヒョロヒョロ長いやつ)には、たいてい次回お店で使える割引きクーポンがついています。これでドリンクバー(飲み物おかわり自由)が、199円から7 …
東京五輪の暴力性 関西からも声を 西成・長居・大阪城でも野宿者排除
渋谷区長の「多様性尊重」は偽り粘り強く抵抗した野宿者と支援者 前号1面で、神戸大の原口剛さんが、箱物建設で利益追求する国家政策が進み、全国の都市が暴力的に再開発されていることを批判した。その代表例が、東京渋谷の宮下公園 …
「健康な人間」を市場化する 製薬企業の戦略と薬害
HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団共同代表・山西美明弁護士 子宮頸がん予防のために盛んに接種が謳われたHPVワクチン。副作用が多発し、全国訴訟が展開され、厚労省は積極的な接種を取りやめている。 本紙では、HPVワクチン …
大阪市 「住民票を返せ!」
免許更新・年金受給もできず 住民票削除 10年間放置 「10年も待ってるんだ! お前ら何も代替案出さないじゃねえか!」、「いつ実態を調査するんだ!」―大阪市に対する申し入れ現場で怒鳴り声が響いた。 3月28日、西成区 …
時評・短評 私の直言 アカデミック・ハラスメントをなくすために
自治空間をサバイブする じゃこおろし 今回この紙面をお借りして、ある問題提起をしたいと思う。それは、学問の世界における「自治」空間を確保する重要性と、同時に「自治空間」を確保することに伴う危険性についてである。前者の …
12・11鵜飼 哲講演会 次々表面化する不祥事オリンピック災害NO!
2020年『オリンピックファシズムと闘う~3・11の後、私たちはどこにいるのか』(上) 2020年の東京オリンピックに向けて、各地で海外からの観光客誘致のための工事が進められている。会場となる東京では、小池知事の下で「税 …
バリアのない街 ナショナリズムを越え、 隣人を迎えいれるために
外国人介護士と介護現場 遙矢当 〝Sorry, We can’t explain our reason to you 〟 私は電話口でそう繰り返すばかりだった。電話口で「なぜですか?!」と繰り返し問うフィ …
天皇生前退位 天皇制の根源的不条理について今こそ議論を!
補論 天皇の二重性をめぐって 杉村 昌昭 以下の小論は私が某出版社から出す予定になっていた天皇制に関するインタビューの「補論」として執筆したものだが、この企画が現在中断しているため、ここに公表することにした。(杉村) …