「生きづらさ」という言葉が、すっかり定着した日本社会だが、それは、様々な形態・要素・要因が重層的に絡み合う包括的で曖昧な言葉でもある。人民新聞では、10数年前から当事者インタビューなどを重ねてきたが、「生きづらさ」は、 …
連帯労組近畿地本・西山直洋執行委員に聞く
「全日本建設運輸連帯労働組合」の「関西地区生コン支部」が、年明けから右翼や警察権力の攻撃を受けている。悪名高き「在特会」関係者が全面に出て、事務所前の街宣や暴行やネットでの攻撃、警察の家宅捜索が続いている。背景に何があ …
【オシテルヤン日記】さまざまな人が交差する場所から
山口さんと出会ったのは、いよいよ寒さを増してきた11月上旬。夜回りで訪れた長居公園の陸上競技場で、毛布もかぶらずに眠り込んでいたところでした。月曜日にオシテルヤに来てくださいね、と声をかけて別れました。 週が明けて水 …
【時評短評 私の直言】強制不妊手術 国家賠償請求が始まった
8年制定され96年まで続いた優生保護法の非人間性 1948年に全会一致で制定された旧優生保護法は、「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」、「母性の生命健康を保護する」の二つの目的から、不妊手術と人工妊娠中絶を行 …
西成警察が違法捜査
釜ヶ崎の小さな居酒屋「はな」。尾崎美代子さんが一人で経営し、日雇い労働者たちの憩いの場となっている。その客が逮捕され勾留・接見禁止が続いている。 4月25日、西成警察が「挙動不審」との理由から、任意聴取を拒否したにも …
【厚労省】東京労働局長がマスコミを恫喝
厚労省は過労死の経緯の説明を拒否 近頃、省庁トップの辞職や更迭が相次ぎ、もう忘れ去られかけているが、3月末に厚生労働省東京労働局の勝田(かつだ)智明局長が懲戒処分を受け更迭された。 今国会で裁量労働制の対象拡大が取り …
【バリアのない街】「おひとりさま」の老後生活を認めない社会的圧力
「これから独りになったとき、私の老後は大丈夫なのでしょうか?」 仕事も家庭も順調な50代の既婚女性が、ふと呟くように尋ねてきた。最近、プライベートで介護の相談を受けると、よくこんな話が始まる。早い段階から介護の準備を …
働かせ放題の「高プロ」導入を阻止する院内集会
裁量労働制のデータ偽造にもかかわらず審議される「高プロ」(働き方改革関連法案/高度プロフェッショナル制度)法案。4月27日、「働かせ放題の『高プロ』導入を阻止する院内集会」が開催された。集会で述べられた要点と野党議員な …
TOP【改正労働契約法施行】無期契約転換前 直接雇用・8時間労働の原則に戻れ
2012年の改正労働契約法・派遣法では、5年「無期転換ルール」が定められた。内容は、13年4月1日以降に有期労働契約を締結・更新した労働者は、2018年4月1日から有期契約から無期への転換を申し入れることができる(無期転 …
野宿の現場から俯瞰する日本社会当事者主体で「椅子取りゲーム」を変える
86年から一貫して釜ヶ崎において野宿者支援に取り組む生田武志さん。「支援」に留まらず、人それぞれの生きづらさを大切にしながら、社会的矛盾を俯瞰する眼差しを持ち続けている。編集部では今回、生田さんに、(1)近年の野宿の現場 …
刑務所を出たあとの生活再建
トラブル続きの仕事探し 「吐いたつば、飲むわけにはいかんやろ!」─独特な言い回しで就労訓練への意欲を語る柴田さん(57)。カラオケでは矢沢永吉を熱唱し、「バリバリや!」が口癖で、大阪でも不良が多いと噂された(?)堺出身 …
嘘つき佐川国税庁長官はヤメロ
確定申告開始日の2月16日、各地で佐川国税庁長官の罷免と国会への証人喚問を求める抗議行動が行われました。 佐川国税庁長官が理財局長だったとき、森友学園との交渉記録は「廃棄した」と繰り返し国会で説明。しかし、今年になっ …
若者へのサービス残業の強制~ひどいIT企業の体験記~
私は大学卒業後就職できず、様々なバイトを転々としながら生存してきました。27歳になり、そろそろ正社員にならないとヤバイのではないかという思いが強まり、就活をはじめました。 しかし、ハローワーク経由で数十社に履歴書・職 …
センター移転は森友・加計問題に通じる/企業を儲けさせるだけの計画
センターは釜ヶ崎の心臓 11月11日、西成市民館(大阪市)にて、「釜ヶ崎は労働者のまち! センター潰すな! 仮移転も本移転も許さない! 西成特区構想はジェントリフィケーション! 大集会」が開催された。釜ヶ崎では現在、西 …
【時評短評 私の直言】アベノミクスからの脱却を
株高が続いている。衆院選で与党勝利の予想が報じられだした頃から上昇を始め、10月中には史上初の16連騰を記録した。11月中旬のいまも日経平均株価は2万2千円台をキープしている。オッサン向け週刊誌は、来年には3万円までい …