編集部 脇浜 義明 パレスチナは人間解放の闘い 今年(2017年)クネセト(イスラエルの国会)は、イスラエルはそこに住む国民の国というより世界のユダヤ人の民族国家で、ヘブライ語だけが公用語であるという趣旨の法律を通過さ …
【時評短評 私の直言】権力は今やこの世界のインフラに存在する
神戸大学大学院人文学研究科准教授 原口 剛 いまイタリアでは、「NO-TAV」というスローガンが響き渡っている。「TAV」とは高速鉄道のことで、イタリア全土に新幹線を建設しようとする開発計画だ。 トリノに住む友人によ …
イスラエル版「Jアラート」子どもに恐怖と憎悪をすり込み
ジョナサン・クック 「Mondoweiss.net」(2006年に立ち上げられたイスラエル内パレスチナ人問題に関する独立ウエブサイト)より 翻訳・脇浜 義明 Jアラートは、朝鮮に対する恐怖と憎悪を煽る国民教育である。 …
今こそ日朝国交正常化 無条件の対話と交渉を
9月15日、エルおおさかで「ピョンヤン宣言から15年 日朝国交正常化の早期実現を求める大阪集会」が行われた。この日の早朝に朝鮮のロケットが発射され、また日本中が「Jアラート」の警報と過剰報道に包まれる緊迫した状況だった …
トランプを批判する市民の オンライン・データを収集
リアル・ニュース・ネットワーク2017年8月17日 翻訳・脇浜義明 アーロン・マテ(リアル・ニュース記者):トランプの宣誓就任式の日に抗議メッセージをネットに投稿したり、それにアクセスした国民の個人情報が、政府に収集さ …
大日本帝国に戻る日本 今こそ責任者追放と社会変革を
李慈勲さん(ソウル書林)インタビュー・後半 天皇ら戦争責任者を裁かずアジア加害を教えなかった結果 前号では朝鮮のロケットを軍拡に利用する安倍政権を批判し、朝鮮の行動背景を話していただいた。今回は日本で朝鮮敵視や軍拡が続 …
朝鮮の核開発 中露の見方とは? 朝鮮を核保有国と認知し 核軍縮の枠組みに参加させるべき
愛知大学名誉教授 加々美 光行さんインタビュー 【編集部より】前号でも報じた朝鮮との軍事的緊張は、朝鮮が9月5日に核実験を行い、極度に高まっている。安倍政権は軍拡に利用し続け、メディアも朝鮮敵視と「圧力が必要」の一辺倒で …
朝鮮が求めるのは米朝平和条約 軍拡より国交正常化を
李慈勲さん(ソウル書林)インタビュー 8月29日早朝、朝鮮が太平洋へロケットを発射した。21日から始まった米韓合同軍事演習(自衛隊も北海道で米軍と合同演習)に対抗したものだ。太平洋上に落ちたが、日本列島は大きな狂騒に包ま …
威嚇から交渉へ
ガレス・ポーター(独立系調査ジャーナリスト、歴史研究者)翻訳・脇浜 義明 訳者附言 この翻訳をしているときに、朝鮮が日本の北海道越えのミサイルを発射した。日韓併合の「記念日」に当たる日のミサイル発射なので、日本への威嚇で …
現地レポート インティファーダ勃発か?!
イスラエル在住 ガリコ恵美子 中東のイスラエルは、長年パレスチナ・ガザ地区の不当な占領・虐殺・暴力支配を続けてきた。米英仏などの大国も占領を支持し、世界の不平等と戦争が生まれる根本問題であった。パレスチナの人々は果敢な抵 …
米軍のアフガン攻撃は『侵略戦争の仕事』だ
翻訳・脇浜 義明 2017年にナッシュヴィルで開かれた平和シンポジウムで、マーサ・ヘネシーは、自分が時折住み込みで働いているニューヨーク市のホスピタリティ・ホーム「マリーハウス」の活動趣旨について語った。 マーサは、 …
視点 論点
本号1面を書いたガリコさんは、フェイスブックでも、エルサレム旧市街入り口で抗議するパレスチナ人を弾圧する、イスラエル兵の凄まじい映像を毎日撮って配信している。だが私は彼女の身の安全を心配している。 メディアは「暴動」 …
米国「活動家養成学校」が誕生組織化スキルを身に付けるために
6月14日「Zコミュニケーションズ・デイリー・コメンタリー」チャック・コリンズ(政策研究所の研究者)翻訳・脇浜義明 5月4日、ソジョーナ・トゥルース社会変革活動家養成学校(訳注:ソジャーナ・トゥルースは19世紀の奴隷解 …
米国「ネット中立擁護行動の日」無料・平等なアクセスを求めて
オバマ政権は、ネット中立規則を制定し(2015年)、利用者の平等なアクセスを保障したが、トランプ政権下の連邦通信委員会(FCC)は、同規則を廃棄する方針を固めた。道路に高速道路と一般道路の差があるように、インターネット …
『グリーン資本主義』で気候変動危機は解決しない
翻訳・脇浜 義明 パリ協定は自己満足的粉飾にすぎないが、それでも地球破局を避ける第一歩にはなるだろう。大幅な後退よりは小さな前進の方がよい。トランプは大幅な後退を選択した。彼のパリ協定脱退は彼の無知や科学音痴や現実無視 …