7年目の3・11、関西各地で行動が相次いだ。10日は避難者が主催の集会とデモが行われた。編集部の園は主催者でもあるので、主催者として報告する。また11日も大規模集会が行われた。だが関西電力は14日に福井県の大飯原発3号機 …
【時評短評 私の直言】「福島安全神話」を撃つ
福島原発事故から7年経ったが、今なお7万3千人が避難生活を続ける。昨年3月末政府が帰還困難区域以外の全ての地域で避難指示を解除すると同時に福島県は自主避難者(約1万2500世帯)への住宅支援を打ち切った。事実上の帰還強 …
国が「福島事故健康被害は全て風評」と全省庁に指示
暴走する復興庁本格的な隠ぺい 昨年末復興庁は「原子力災害による風評被害を含む影響への対策タスクフォース」を公表した。主な内容は、(1)福島原発事故の放射線量では「健康に影響の及ぶ数値ではない」、(2)放射線被曝により「 …
【高浜現地抗議】MOX燃料使うプルサーマル運転
地元住民の「原発は嫌だ」の声を実感 関西電力高浜原発周辺で8月22日、「原発うごかすな! 実行委員会@関西・福井」が主催する現地抗議行動が行われた。 同日に4号機の再々稼働が予定されていたため開かれた集会とデモだった …
広島高裁、地裁の判断を覆し 伊方原発運転差止めを命じる
全国から500人 四国電力本店包囲 伊方原発3号機は去年10月から定期検査のため停止中だが、四国電力は再稼働を狙ってきた。広島高裁の判決を前に、12月10日四国電力本社のある高松で「STOP! 伊方原発高松集会」が行わ …
不正に使われる巨額の復興予算 自主避難者支援に回すべき
不正を追及した宮本しづえ福島県議(共産党)に聞く 企業呼び込み優先避難者は後回し 1633号から、福島復興予算の巨額利権問題の追求を始めた。特に計2千億円の予算が使われてきた「企業立地補助金」は数十億もの不正が続出。福 …
学校には被ばくの不安材料が山積み 汚染冷凍みかんをめぐって
1633号で報告した東京の脱被ばくデモで、横浜の小学校の校庭に置かれた原発放射性廃棄物を、市に一部回収させることに成功した中井美和子さんが発言した。数少ない成功例だ。 3.11後に死活問題となった子どもたちの被ばく阻止は …
【東京】11・11被ばく問題を 正面から扱うデモ
11月11日、東京・新宿で「子どもを被ばくから守ろう!家族も、自分も!」デモが行われた。参加者は200名で、主催者は「脱被ばく実現ネット(旧・福島集団疎開裁判)。被ばく問題を正面から扱う貴重なデモだ。 通算9回目のデ …
予防原則が欠落 遺伝影響を「ない」ことにする引用のカラクリ
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 「確認できないリスク」にどう対応するか? 学術会議報告の最大の問題は、放射線防護における「予防原則」の基本精神が全く欠如していることだ。子どもを「放射線被曝から防護する …
問答無用の放射能帰還政策から 住民・避難者保護への転換を
「企業立地補助金」「グループ化補助金」「ふくしまイノベーションコースト構想」除染利権、医療利権・・・ 福島復興利権にむらがるゼネコン 今年は森友・加計学園で、国策による税金私物化が大きく問題化した。しかしそれ以上に巨額 …
【福島から】福島県民の思いを直視する政権を構想し作らなくては
ふくしま連帯労組 宗形修一 今回の選挙の分析は後回しにする。現状のみ報告します。 以下の選挙結果報告は毎日新聞(10月23日福島県版)の引用です。県内5小選挙区では、自民党前職3人が当選し、前回(2014年)と同数 …
【各地のムーブメント】10・11「福島原発避難者訴訟」(1次2次) 結審を迎えて全国の皆さまへ
森松明希子 10月10日の「福島生業訴訟」(『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟)の国の責任を真正面から認める「勝訴」判決は、多くの皆さまの応援、世論の後押しあっての勇気ある公正判決だったと思います。 …
ゼネコンのための震災復興 希望の党へ流れ込む野党候補
ふくしま連帯労組 宗形修一さんインタビュー 昨年の参院選では、自民党の岩城光英法相を倒して増子輝彦氏(民進党)を当選させた福島県。今回の衆院選では、自民党VS希望の党VS維新の会VS共産党という構図となっている。民進党系 …
【衆院選特集(2)福島】清き一票はどこに吹き寄せられるのか?
郡山市在住・原発いらない金曜日!郡山駅前フリートーク集会世話人 井上和男 福島は原子力勢力の治外法権 まず、筆者のツイートから――「隠された争点・・・#フクシマ 惨事報道管制」 「【ノーベル文学賞】村上ファンはガッカ …
福島事故による子どもの健康被害は一切「ない」と断定
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 9月1日、「日本の科学者の代表機関」とされる日本学術会議が、「子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題―現在の科学的知見を福島で生かすために」と題する報告書を発表した。 …