表面的にはイスラエルに反対する国々も、武器分野では秘密裡にイスラエルと結びついている。親イスラエルではないのだが、イスラエル軍が実際の戦争で用いている武器が欲しいためだ。 8月29日、30日の2日間、日本の川崎市のスポ …
進む労働法改悪 富裕層優遇 フランス・マクロン政権1年 暴走する新自由主義
マクロンが新大統領に選出された際、筆者は本紙において、彼の政治は「ヨーロッパ」を笠に着ながら少数エリートにのみ与する市場原理主義のネオリベラリズム政策を押し進めるだろうと書いた(1620号参照)。残念ながらそれは杞憂と …
朝米首脳会談
史上初の朝米首脳会談は、予想を超える友好ムードに包まれ、朝鮮戦争終結・朝鮮半島非核化に向けた、大きな一歩としてスタートを切った。金正恩氏・トランプ氏の思惑は量り難く、紆余曲折はあるだろうが、目的達成に向けた関係諸国のよ …
【イタリア総選挙】
3月4日イタリアの総選挙で、与党の民主党とファルツァ・イタリアが敗北、ポピュリズム政党五つ星(32%)と右翼政党リーガ(同盟)(17・69%)が勝利、連立政権を発足させた。五つ星というのは発展・水資源・持続可能性ある交 …
イスラエルの排外主義 アフリカ難民を強制送還
ルワンダと秘密協定「難民を引き取れば金を払う」 イスラエル政府が「イスラエルにいるアフリカ難民を引きとれば金を支払う」との秘密協定をルワンダ政府と結んでいたことが、昨年暴露された。イスラエル人権専門弁護士=イタイ氏によ …
【朝米会談現地取材】日本メディアの無知と偏見
海外には存在しない「キシャクラブ」の壁 D・トランプ米大統領と金正恩朝鮮国防委員長は6月12日、シンガポール南部セントーサ島で史上初の朝米首脳会談を行った。 私はシンガポール通信情報省が発行する記者証を得て、10~1 …
ネオリベラリズム終焉は新しい社会体制誕生のきっかけになるだろうか?
いわゆる「階級闘争」では我々は負けたと言ってよいだろう。数十年前に資本主義がネオリベラル・グローバリゼーションに入ってから、資本の側が階級闘争を仕掛け、労働者階級は迎合するか沈黙するか自閉するかである。ネオリベラリズム …
【視点論点】ガザのもう一つの悲劇 PAやファタハの堕落
人間の命は党派の駒ではない どこでも政府とか団体指導部というものは、国民や成員のことよりは、自分の権力や地位の保存や拡大に関心をもつ。パレスチナでも同じようだ。パレスチナ自治政府(PA)とガザを統治するハマースの確執は …
【ニカラグア左翼政権の変質】かつてのサンディニスタ革命政権が今や反政府運動を武力弾圧
オルテガ政治に大衆が反乱 「サンディニスタ革命運動」で地位を確立したオルテガ大統領。しかし4月、政府の年金改革政策に反対する大衆デモに対し、死者数十人、負傷者数百人にのぼる弾圧にを行い、彼の反革命性が露呈した。 米国 …
【論説第4回】台頭する中国 第二期習近平政権をどう見るか
6月14日、中国の現状をテーマに本紙第4回論説委員会を行った。この間、急速に台頭し世界の政治経済に大きな影響を及ぼしている中国。先ごろ発足した第二期習近平指導部は、どんな課題を抱えているのか――議論した。 習近平への権 …
イスラエル 「過越し祭」の虐殺
ネーヴェ・ゴールドン(ベン=グリオン大学政治学教授) 『アル・ジャジーラ』2018・4・1翻訳・脇浜義明 <過ぎ越し祭り(すぎこしのまつり)> ユダヤ教の三大祭りの一つで春祭り、ユダヤ民族のエジプトからの脱出を記念する …
南北首脳会談は韓国民主化闘争の成果
朝鮮半島の非核化・歴史的朝米首脳会談が間近に迫るなか、完全に蚊帳の外に追いやられた安倍外交の失敗は明らかである。安倍外交の貧弱さに比して、年明け以降の和平・非核化に向けた対話路線は、東アジア・世界で注目されている。朝鮮 …
なぜイスラエル兵がパレスチナ人に残虐行為できるのか
イスラエル兵も私たちと同じ人間である。それがなぜパレスチナ人に対してあんな残酷な行為が平然とできるのか? 人間は社会的に形成される。かつて日本の軍国主義教育や、白人の植民地主義の先住民観に見られたように、教育に原因を求 …
新刊紹介 イスラエル内パレスチナ人 隔離・差別・民主主義
中東唯一の民主主義国家(自称)の残虐性 近代民主主義国家とは、その国土で暮らすすべての人々の国家だ。建前上、一級市民と二級以下の市民の差別はない。だが、1993年のオスロ合意から断続的に行われてきた、イスラエルとパレス …
インタビュー ソウル書林 李 慈勲さん(2) 朝米首脳会談を前にして
朝鮮半島の非核化に向けた実務協議が本格化し、つばぜり合いが始まった。朝米双方から、「首脳会談開催見直し」(共和国外務副次官)、「トランプ氏をなめるな」(米副大統領)などの発言が続く。李氏に、朝米首脳会談の見通しと成功の …