ベトナムの首都ハノイで2月末に行われた金正恩朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)国務委員長とトランプ米合衆国大統領の第2回首脳会談は合意なしに閉幕したため、日本では、「北がミサイル発射場を復旧」、「南北にクーデターの危機」など …
南北和平に危機感 対立煽る安倍政権 ソウル書林 李 慈勲さん インタビュー(聞き手 編集部 村上)
慰安婦・徴用工、レーダー照射問題と、日韓関係が悪化している。特に日本の韓国敵視が目にあまる。安倍政権は、軍事拡大や国民統合のために緊張を煽り、朝鮮半島が和平に向かうことを妨害しているかのようだ。 韓国で生まれ、大阪で …
サンフランシスコ「慰安婦」像設置 山口智美(モンタナ州立大学教員)
2018年10月2日、大阪市の吉村洋文市長はサンフランシスコのロンドン・ブリード市長に、60年以上にわたり続いていた両市の姉妹都市関係を破棄するという内容の10ページに及ぶ書簡を送付した。 17年9月22日、サンフラ …
【韓国取材(4)】学内清掃労働者の組織化に取り組んだ学生運動 金 世炫さんインタビュー
学生時代、学内清掃労働者の組織化に取り組んだ金さんは、現在、非正規労働者の組織化とともに、「非正規職保護法」など制度作りにも取り組む、35才の若手労組活動家だ。韓国では、IMF経済危機(1997年)の際、リストラが合法化 …
【韓国取材(3)】麗水・順天事件 追悼集会に参加して 編集部・山田
麗水地域社会研究所は、91年に発足したシンクタンクだ。麗水・順天事件に関する証言を集め、事実解明を主導してきた。50周年を記念して20年前に始まった聞き取り調査は、95年に遺族の証言集を発行。初の集会を準備したが、右派の …
【韓国取材(2)】正当な賃金と雇用の安定求め大学院生労組結成
10月の韓国取材報告の2回目は、今年2月、ソウルで大学院生労組の全国組織が初めて発足したことをお伝えする。15万人ともいわれる大学院生の労働者性を問うとしている。組合員は200名足らずで、公然メンバーは3名だけだが、問い …
韓国徴用工判決・猛反発する日本は異常 設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会・共同代表 井上 純
韓国大法院の新日鉄住金元徴用工判決に対し、マスコミ、政府、経団連など加害企業側、日本会議系など歴史修正主義者たちが凄まじい攻撃をかけている。それは、相手を徹底的にこき下ろし、事実をフェイクだと攻撃するトランプの手法と全 …
【韓国取材(1)】「ロウソク革命」後の社会運動の息吹
韓国現地取材にあたって 編集長・山田洋一 11月17日からの韓国現地取材を連載する。ロウソク革命、文政権成立後の社会運動の息吹を伝えたい。折しも、朝米首脳会談、南北融和が進むなか、韓国の民衆・活動家は、未来をどう見据 …
【韓国の新たな運動】 最終回 ミートゥー運動と恵化駅前デモ 朴藝智(ぱく いぇじ 交差性フェミニスト連帯記)
2018年上半期、韓国社会最大の論争点はミートゥー運動だった。 2018年1月29日、現職検事のソ・ジヒョンがJTBC放送のニュースルームという番組で、検察内の性暴力を告発した。検事という地位にいる人でも「女」という …
【論説】朝米首脳会談 朝鮮半島非核化後問われる在韓・在日米軍
第3回論説委員会のテーマは「朝鮮半島情勢」。朝鮮半島の非核化と東アジア地域の安定化をめざす朝米首脳会談の開催が紆余曲折を経ながらも決定した。世界が注視するなか、両国の「駆け引き」ばかり強調されているが、(1)ここまで交渉 …
【朝米会談現地取材】日本メディアの無知と偏見
海外には存在しない「キシャクラブ」の壁 D・トランプ米大統領と金正恩朝鮮国防委員長は6月12日、シンガポール南部セントーサ島で史上初の朝米首脳会談を行った。 私はシンガポール通信情報省が発行する記者証を得て、10~1 …
南北首脳会談は韓国民主化闘争の成果
朝鮮半島の非核化・歴史的朝米首脳会談が間近に迫るなか、完全に蚊帳の外に追いやられた安倍外交の失敗は明らかである。安倍外交の貧弱さに比して、年明け以降の和平・非核化に向けた対話路線は、東アジア・世界で注目されている。朝鮮 …
インタビュー ソウル書林 李 慈勲さん(2) 朝米首脳会談を前にして
朝鮮半島の非核化に向けた実務協議が本格化し、つばぜり合いが始まった。朝米双方から、「首脳会談開催見直し」(共和国外務副次官)、「トランプ氏をなめるな」(米副大統領)などの発言が続く。李氏に、朝米首脳会談の見通しと成功の …
京都府警による過剰警備を跳ね返し 繁華街の真ん中で根本的アピール
「日本をなくそうはんにちわ!」 9月17日、京都で「コトコトじっくり煮込んだ日帝」によるデモが行われた。 デモ隊は12人だが、人の間隔を広くとるため、100人規模に匹敵する全長を誇る。 この3カ月は月1のペースで、 …
今こそ日朝国交正常化 無条件の対話と交渉を
9月15日、エルおおさかで「ピョンヤン宣言から15年 日朝国交正常化の早期実現を求める大阪集会」が行われた。この日の早朝に朝鮮のロケットが発射され、また日本中が「Jアラート」の警報と過剰報道に包まれる緊迫した状況だった …