核廃棄物の錬金術で生き残る電力会社

市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺悦司 再稼働で電力会社が利益を生む秘密  6月28日、関西電力の株主総会が、再稼働に反対する市民が抗議するなか開かれ、岩根社長が「原発の再稼働に全力を挙げる」と表明、脱原発を求め …

「あなたの環境は変えられる!」

ワークメイト代表 もりきかずみさんインタビュー  「移住労働者からみた日本社会」第3弾はワークメイト代表・森木和美さんのインタビュー。同氏に、(1)当事者として関わった80年代の国籍法改正運動、(2)移住労働者を対象にし …

進まぬ原子炉解体作業 広がる汚染

 小出裕章さんインタビュー  東電は3月末、「凍土遮水壁」の運用を開始したが、5月になって、計測地点の約1割で凍っていないことがわかり、62カ所でセメントを注入する追加工事を行っている。さらに東電は、事故前に定めていた年 …

【境界線上に立つ2】異なる世界観を持つ人に交わり、内省すること

片岡英子(会社員・大学院生)×日野貴博(学習支援団体アトラス代表)  連続対談「境界線上に立つ」第2回目のテーマは「職場という闘争の場」。片岡さんは民間企業勤務、日野さんは学習支援団体の代表で、傍からみれば「今風の若者」 …

各地のムーブメント 「日米韓」軍事一体化阻止

Xバンドレーダー基地撤去 6・5京丹後現地闘争集会宣言  私たちは今日、人々が平和のうちに安心して暮らせる社会の実現と東アジアの平和確立に向け、それを阻害している米軍Xバンドレーダー基地の撤去を求めて、ここ京丹後市の宇川 …

世界情勢を見る 連立模索・バスク独立・EU脱退・運動内闘争・・・

「Zコミュニケーション・デイリー・コメンタリー」5月9日 イマニュエル・ウォーラーステイン 翻訳・脇浜義明  スペイン王フィリップ6世は、選挙で選出された議員、とりわけ4大政党の議員が4カ月経過したのに連合内閣を形成して …

香港 自決権・独立を求める第3勢力

香港中文大学教員 小出雅生さんインタビュー 香港では、自決権・独立を求める第3極の政治勢力=本土派が注目されている。香港在住で長年に渡って現地社会運動に携わる小出雅生さんに、(1)香港独立運動の評価、(2)本土派形成の社 …

悪魔のささやき 原発再稼働の「決意」が「真心」?

市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺悦司  関西電力は現在「パワー・ウイズ・ハート」のCMを放映している。  「電気はこの国の元気、電気はこの国の未来、電力自由化という新しい時代、関西電力も変わります。思いを込めて …

軍事要塞化する宮古島

宮古平和運動連絡協議会共同代表 清水早子  那覇から300キロほど南に位置する宮古島は、サンゴ礁に囲まれサトウキビの葉が風に揺れる、山も川もない平坦な島である。人口5万4千人の、観光と農漁業と畜産業の島だ。  過去の戦時 …

TPP批准で経済成長マイナスに77万人の雇用喪失

経済学者・元国連総会議長アドバイザー ジョモ・K・スンダラム氏  またもや安倍首相のウソが明らかになった。首相は国会で「TPPによって日本では14兆円のGDP成長と80万人の雇用が生まれる」と演説した。しかし、タフツ大学 …

【誰でもいつでもできる盗聴】悪の本体はあまりにも矮小だ

阪南大学准教授 下地真樹 えん罪事件の闇の深さ  えん罪。「罪がないのに罰せられること」(大辞泉)。意味だけ書けばそれだけのことだが、一つひとつの事件を辿っていると、その残酷さと闇の深さに眩暈がする。ある日突然身柄を拘束 …

【米軍属暴行殺人遺棄事件ー言葉を失う沖縄の悲しみ・怒り】すべての基地を撤去せよ!

那覇市議会議員(沖縄社会大衆党) 平良 識子さんインタビュー  在沖縄米軍による犯罪が、またもや明らかになった。「狙う女性を2〜3時間探し、見つけた女性を背後から棒で殴って襲った」(容疑者・米軍属の自供)という強姦事件で …

イスラエルの占領はホロコーストと同じ

ウリ・アヴネリ(元イスラエル国会議員/平和運動「グーシュ・シャローム」創設者) 5月20日「Tikkun daily」(進歩的ユダヤ教徒のサイト) 翻訳・脇浜義明  イスラエル軍幕僚副長のヤーイル・ゴラン将軍が、ホロコー …

暴力的過激主義・イスラム憎悪と対決したアリ最後の闘い

「Zコミュニケーション・デイリー・コメンタリー」6月4日 ジュアン・コウル(ミシガン大学歴史学教授) 翻訳・脇浜義明  「俺は徴兵拒否者じゃない。国旗を焼いてないし、カナダへ逃れる奴隷でもない。俺はここに留まる。ムショに …

沖縄・名護市 天も地も怒りと悲しみに満ちている

名桜大學 稲垣絹代  6月7日、名護の名桜大学の看護学科の講義室で、ヘリ基地反対協が新しく作成した「心に海染みり」という見出しのA1判のリーフレットが90枚配布されていた。毎年、看護学科の新入生全員が6月の慰霊祭前後に読 …