知人に勧められた真木悠介の著作集でドーキンスの「利己的な遺伝子」を知った。「個体の形質も行動資質も、遺伝子の再生産を確実化し効率化するように形成されている」という結論は味も素っ気もない。が、生物個体の生存形態や繁殖とい …
特集―福島原発事故7年(1)
福島原発事故から7年。放射能放出は今も続くが、国は全て覆い隠し原発再稼働や避難区域の解除を続けている。元京大助教授の小出さんに全体状況と問題点を聞いた。また福島の状況や関東の放射性廃棄物、台湾での福島復興宣伝の問題など …
【論説】3.25自民党大会で改憲案を提示 私たちはどう考えるか
論説委員会新設にあたり 今年8月で人民新聞は創刊50年になる。創刊時には社説が毎号掲載されていた。社説のテーマや内容については、渡辺雄三初代編集長を中心に編集委員が集まり喧々諤々の議論をした後、担当者が四苦八苦して書い …
ぷりずむ
いよいよ小・中学校で、教科としての道徳の授業が始まる。さらに、再来年から高校の「現代社会」が廃止され、代わって「公共」が必修になる。「基本的人権の保障」や「平和主義」が高校の授業からなくなる▼「いじめの防止」も改定の一 …
[入学式現地取材] 加計獣医学部は閉鎖を!
既成事実化で幕引きもくろむ加計理事長と安倍首相 日本の記者クラブメディアは既成事実に弱い。次の選挙で反対する党が勝てば悪法を廃止できるのに、現体制が変わらないと思っているから、抵抗を諦めてしまう。安倍晋三首相の米留学時 …
安倍政権の経済政策を支持する若者、「民主党政権よりマシ」
松尾 匡さん 1964年生まれ。専門は理論経済学。立命館大学経済学部教授 空転が続く国会を尻目に、安倍総理と麻生財務相は、外遊してゴルフに興じる。国有地のたたき売りに端を発した森友学園スキャンダルは、公文書改ざんを招き …
【ぷりずむ】
寒い冬から暑い春へと一気に移りかわってしまって、頭も身体もついていかない。みるみるうちに新緑が吹き出し、鳥がさえずり、虫もぶんぶん飛び回り、生き物たちはにぎやかだ。きっと人間は頭デッカチなぶん、季節の変わり目に乗り遅れ …
沖縄・先島現地取材(1)辺野古ゲート前500人連続行動
沖縄では辺野古の米軍新基地建設と、先島諸島の自衛隊ミサイル基地配備が同時に強行されている。安倍自民党政権が進める戦争国家化の最前線であり、巨大な土木建設利権でもある。 辺野古ではこの流れを変えるために、ゲート前に50 …
【通常国会閉会】専制深める安倍政権 民主主義の根幹を破壊 市民の課題は何か?
「梅田解放区」に集った人々から 昨年6月25日号で、本紙は「戦後最悪の国会が閉会した」と書いた。だが、与党が森友・加計学園問題などに説明も責任も果たさず、内閣不信任案をあっさり否決してカジノ法案を通して終わった今国会は …
翁長知事の遺志を引き継ぎ闘いは続く!稲垣絹代(名護市民)
悲しみを越えゲート前には人々が続々と 8月8日18時半過ぎ、携帯でネットニュースを見ていた私は「えー、ウソー。翁長知事が死んだ」と、会議中にもかかわらず思わず大声で叫んでいた。「私の見間違いかもしれないから皆も確かめて …
東京医科大学の女性入試差別 フリーライター 谷町邦子
露骨な女性差別 読売新聞の8月2日のスクープにより、東京医科大学が入試の際、属性による点数操作を行っていたことが明らかになった。 同大学の内部調査委員会は入試における差別を認め、7日の記者会見で、2次試験の小論文にお …
朝米首脳会談
史上初の朝米首脳会談は、予想を超える友好ムードに包まれ、朝鮮戦争終結・朝鮮半島非核化に向けた、大きな一歩としてスタートを切った。金正恩氏・トランプ氏の思惑は量り難く、紆余曲折はあるだろうが、目的達成に向けた関係諸国のよ …
【新潟県知事選挙】争点隠しで僅差で敗北
与野党の総力対決と言われた新潟県知事選は、与党の花角英世氏が勝利した。最大焦点の柏崎刈羽原発再稼働の是非をぼかされたことが敗因と言われ、名護市長選と同様、巨額の原発マネーを背景に期日前の組織投票や野党側へのデマ・脅しもあ …
6・30「山田編集長は無罪だ!判決前大集会」
「山田編集長は無罪だ!判決前大集会」が6月30日に尼崎市小田地区会館で開催された。 7月18日の判決を前に、弾圧の不当性を捉え返し、無罪の世論を広げることが目的だ。編集長の決意表明、橋本弁護士の争点解説、安倍政権の報 …
南北首脳会談は韓国民主化闘争の成果
朝鮮半島の非核化・歴史的朝米首脳会談が間近に迫るなか、完全に蚊帳の外に追いやられた安倍外交の失敗は明らかである。安倍外交の貧弱さに比して、年明け以降の和平・非核化に向けた対話路線は、東アジア・世界で注目されている。朝鮮 …