「生きづらさから考える当事者研究会(づら研)」 社会学者 貴戸理恵さんに聞く・上

 「生きづらさ」という言葉が、すっかり定着した日本社会だが、それは、様々な形態・要素・要因が重層的に絡み合う包括的で曖昧な言葉でもある。人民新聞では、10数年前から当事者インタビューなどを重ねてきたが、「生きづらさ」は、 …

海自が兵員・特殊車両の輸送に民間フェリーを活用 船員に予備自衛官になれと迫る防衛省

 防衛省は2016年、民間のフェリーと船員を自衛隊のために運用できるようにする、新たな制度をスタートさせた。契約した民間フェリーは、他国からの攻撃を受けた場合の防衛出動や災害派遣の際、72時間以内に出港して戦車などの特殊 …

【バリアのない街】「おひとりさま」の老後生活を認めない社会的圧力

 「これから独りになったとき、私の老後は大丈夫なのでしょうか?」  仕事も家庭も順調な50代の既婚女性が、ふと呟くように尋ねてきた。最近、プライベートで介護の相談を受けると、よくこんな話が始まる。早い段階から介護の準備を …

野宿の現場から俯瞰する日本社会当事者主体で「椅子取りゲーム」を変える

86年から一貫して釜ヶ崎において野宿者支援に取り組む生田武志さん。「支援」に留まらず、人それぞれの生きづらさを大切にしながら、社会的矛盾を俯瞰する眼差しを持ち続けている。編集部では今回、生田さんに、(1)近年の野宿の現場 …