86年から一貫して釜ヶ崎において野宿者支援に取り組む生田武志さん。「支援」に留まらず、人それぞれの生きづらさを大切にしながら、社会的矛盾を俯瞰する眼差しを持ち続けている。編集部では今回、生田さんに、(1)近年の野宿の現場 …
学生自治から学内管理強化へ学外の社会変化が直に影響
長年にわたり自治寮としての歴史を歩んできた京都大学吉田寮が今、自治寮としての存立基盤を脅かされている。昨年の12月19日に京都大学当局により公表された「吉田寮生の安全確保についての基本方針」(※以下、「基本方針」と略す …
刑務所を出たあとの生活再建
トラブル続きの仕事探し 「吐いたつば、飲むわけにはいかんやろ!」─独特な言い回しで就労訓練への意欲を語る柴田さん(57)。カラオケでは矢沢永吉を熱唱し、「バリバリや!」が口癖で、大阪でも不良が多いと噂された(?)堺出身 …
ぷりずむ
沖縄で相次ぐ米軍機のトラブルの追求に、「それで何人死んだんだ」とヤジる副大臣。「何人死んだら動いてくれるのだ」と、宜野湾市民。この政治、忘れへんで! ▼先の大戦と何もかわらない権力政治、意識。違いは言い返すことができる …
「吉田寮を取り壊さないで!」
京都大学の吉田寮は学生によって自治運営されてきた京都大学の学生寮です。大学とはこれまで担当者と公開の場で話し合い、確約を結んできました。ところが、現在の担当者川添信介氏はそれらを拒否しています。 そして昨年12月19 …
神戸拘置所は冬山登山?皆でマメに激励と差入れを
12月21日、一番恐れていた神戸拘置所行きが決まる。2006年には凍死者も出たという、暖房装置もない極寒の地。「すぐに防寒用品の差し入れをしてほしい」と弁護士さんから連絡を受け、スポーツ用品の店へ飛び込む。 「冬山登 …
【追悼】河村宗治郎さん
世の中が《星野仙一死亡》のニュースで賑やかなとき、一人の老活動家がひっそりと息を引き取った。「寿命には勝てんが、安倍には負けたくない」と踏ん張っていたが、病に蝕まれた体力が続かず、安倍よりも先に逝った。 世間が阪神淡 …
【ぷりずむ】
テレビやラジオの声が早口になっている。特にニュースは短時間にどれだけたくさんしゃべるか競っているようだ。かつて久米宏と黒柳徹子が早口の双璧で、ひとつの芸だったのに、今や誰もがそんなふうにしゃべる。政治家もそう。アベも小 …
【2018新春インタビュー】後編 天皇崇拝の再生産ではなく自治的な連帯組織を
前編よりつづく 田畑 稔(哲学者、季報『唯物論研究』編集長) 「反安倍を天皇に託す」民主主義の底の浅さ 前編でも確認したように、いま、日本も世界も政治的思想的な対抗関係の配置が大きく、かつ複雑に変容しています。対抗運動 …
【時評短評 私の直言】地方議員のススメ
宝塚市議 大島淡紅子 最近、選挙戦にからむ金銭の授受や、不倫騒動などワイドショーネタに度々登場する地方自治体の議員。 議員の務めとしては、 年4回の定例会(プラス臨時会)中、本会議や委員会に出席し、行政側もしくは議員 …
「赤軍派」の名を語った不当弾圧に憤る
人民新聞12月5日号を読んで、人民新聞社の活気、山田編集長の元気な声、そして「オリオンの会」の「11・21人民新聞社・岡本公三さん支援活動に対する不当弾圧への抗議声明」によって、私にも全体情況がよく判りました。 まず …
【2018新年メッセージ】相撲報道に明け暮れるメディアの堕落 人民新聞負けずに頑張ろう!
原発いらない福島の女たち 黒田 節子 まず、編集長さんの逮捕に、全国の皆さんと共に抗議の声を上げたいと思います。人民新聞という一見こわもての新聞名ですが、内容は原発からパレスチナ、介護問題、若者層の新しい動きなど、特定 …
【 2018新年メッセージ】自治体議員として「アベ改憲」にどう抗うのか
社民党川西市議会議員 北上 哲仁 私は「憲法を具現化し、その理念を前進させる市民でありたい」「自治体の役割は、憲法を具体的に実践することだ」と考え、日々活動しています。 若い世代ほど、安倍政権を支持する割合は高いと言 …
不正に使われる巨額の復興予算 自主避難者支援に回すべき
不正を追及した宮本しづえ福島県議(共産党)に聞く 企業呼び込み優先避難者は後回し 1633号から、福島復興予算の巨額利権問題の追求を始めた。特に計2千億円の予算が使われてきた「企業立地補助金」は数十億もの不正が続出。福 …
学校には被ばくの不安材料が山積み 汚染冷凍みかんをめぐって
1633号で報告した東京の脱被ばくデモで、横浜の小学校の校庭に置かれた原発放射性廃棄物を、市に一部回収させることに成功した中井美和子さんが発言した。数少ない成功例だ。 3.11後に死活問題となった子どもたちの被ばく阻止は …