【時評短評 私の直言】軍国主義の教訓忘れた過去最大の新防衛大綱と軍拡路線 柿山朗(元外航船長/元海員組合全国委員)

 2018年12月、政府は、新たな防衛力強化の指針「中期防衛力整備計画(中期防)」を決定した。特徴的なのは、(1)護衛艦いずも型2隻の空母への改修、(2)最新鋭ステルス戦闘機(F35)の購入、うち18機はいずも型空母へ積 …

資本主義・労働の終焉と今ここにあるコミュニズム 酒井隆史さん(大阪府立大学教授)インタビュー

 いったんルールができると、今度はルールがないと不安になるものです。こうしてルールは増殖し、自発性・自立性・自己判断の空間は切り縮められていきます。  新自由主義のイデオロギーは、一見「自由」・「自立」につながる表現を使 …

【視点論点】アラブ諸国のユダヤ人迫害をデッチあげ賠償を要求するイスラエル 脇浜義明(編集部)

 パレスチナ・イスラエル問題に関するトランプの「世紀の取引」の一部が見えた。すなわち、加害者と被害者をすり替える大芝居である。  イスラエル政府のギラ・ガムリエル社会平等相が、「アラブ諸国とイランにおけるユダヤ人迫害とい …

【論説委員会】移民問題は近代国家の先を考える普遍的テーマ 論説委員・津田道夫

移民をタブー視する安倍政権  1月の論説委員会のテーマは「移民」。昨年、自民党が採決を強行し、入管法の改正を実行した。産業界に蔓延する人手不足の解消に迫られて、ついに単純労働の現場にまで「技能実習」「留学」を口実に外国人 …

【映画紹介】 バハールの涙

「バハールの涙」を見た。クルド人女性兵士を描いた映画で、ごく普通の母親がなぜ銃を持って女性兵士部隊に組織されたのか。そして彼女たちを「女に殺されたら天国に行けない」と、ISをはじめイスラムの兵士たちは恐れた。イスラムにと …