前号では、世界の情勢と資本主義の危機的状況について意見交換されました。後半では、これまで当たり前と思っていた生活のあり方や常識を見直し、どのような新たな運動を切り拓けるかを中心に、活発な討論が続きました。それは、「デザ …
【ぷりずむ】
マイケル・サンデルの白熱教室2018で、サッカーのロナウド選手が教師の2千倍の年収を稼ぐのはフェアなのか、という議論がなされる。彼は努力しているし素晴らしい才能があるからとか、多くの人に感動や夢を与えるから高収入は正当 …
【12・25大阪入管】キャンドルアクション 編集部・ラボルテ
「ありがとう!」「メリークリスマス!」という声が大阪入管の中から夜空に響いた。抗議行動のコール「大阪入管は仮放免だせ!」「長期収容をやめろ!」に対する被収容者の応答だ。12月25日、クリスマスに「大阪入管前キャンドルア …
【連載19年入管法改正】入管体制最後の大博打 その3 深見 史
「技術移転」の建前を投げ捨てた技能実習制度 2012年、外国人登録法が廃止され「新たな在留管理制度」が始まった。2013年、ジェトロ(日本貿易振興機構)が、不振が続く対日投資改善のために提言を行い、それに即答する形で、 …
【ポーランド気候変動会議(COP24)】 ピート・ドラック 翻訳…脇浜義明
昨年12月のポーランド・カトヴィツェの「気候変動会議(COP24)」で全員一致でパリ協定が再確認された直後、カナダのトルドー政権は45億ドルを化石燃料産業に資金援助、パイプライン購入にも数十億ドルを投入した。COP24 …
【イスラエルに暮らして】スリランカ内戦での民間人虐殺拡大・激化させたイスラエル政府 イスラエル在住 ガリコ美恵子
イスラエル人権派弁護士らが内戦への軍事的関与を告発 2016年、イスラエルの人権弁護士イタイ・マックとイスラエル人左派活動家8人が、政府を裁判に訴えた。目的は、2002年から2011年にかけての、イスラエルとスリランカ …
【視点 論点】「奴隷法」と専制政治へのハンガリー人民の反乱 編集部 脇浜義明
2010年、ハンガリーで極右のヴィクトル・オルガーン政権成立、日本の反動勢力と同様、議会の3分の2を占め、好き放題をしている。移民排外を掲げて登場した極右政権を嫌って、皮肉にも西欧へ逃亡する移民が数十万人規模に達してい …
今年も闘いは続きます!不当逮捕裁判は最高裁へ上告
17年の本紙編集長の不当逮捕に対し、昨年12月11日、大阪高裁は控訴を棄却。私たちは法廷で強く抗議し、即座に最高裁へ上告しました。 また、新聞社家宅捜索に対する国賠訴訟は、2月6日に第2回期日を迎えます。12時半から大 …
【言わせて聞いて】
闘春 昨年の人民新聞への弾圧に続く数々の弾圧は、安倍政権の国家主義的政策を露わにしています。天皇代替わり、東京オリンピックを機に、沖縄の民意を拒絶し、政権批判の言論人、言論機関、組合、市民運動などにさまざまな口実で、逮 …
【2019新春討論】 前編 資本主義の横暴と対峙する世界的な民衆運動の行方 酒井隆史(大阪府立大学教授)・原口剛(神戸大学准教授)対談
2018年の終わりには、フランスから「黄色いベスト」運動が始まり、ヨーロッパの他の地域へも飛び火している。また、年末年始にはニューヨーク証券取引所では、トランプの政権運営・米中貿易戦争の不透明感が増すなか株価の大規模な変 …
【ぷりずむ】
昨年の一字は「災」だったが、「災」は身近にならないと、フィルターの向こう側の世界にあって、ややもすればエンターテインメントのように消費される情報になってしまう。大阪では昨年は大きな地震があり、大きな台風があり、日常を支 …
辺野古への合意なき土砂投入怒りは沸点に達している 柴田鉄也 (辺野古・カヌーメンバー)
琉球セメント前座り込み 昨年12月14日金曜日11時少し前、埋め立て用の土砂が辺野古崎の海域、サンゴをはじめとした貴重な生き物が生きている浅瀬の海に投入された。 何かが変わった。12月14日を沖縄に住む人々は忘れはし …
サンフランシスコ「慰安婦」像設置 山口智美(モンタナ州立大学教員)
2018年10月2日、大阪市の吉村洋文市長はサンフランシスコのロンドン・ブリード市長に、60年以上にわたり続いていた両市の姉妹都市関係を破棄するという内容の10ページに及ぶ書簡を送付した。 17年9月22日、サンフラ …
連載・入管法改悪―「入管体制最後の大博打」(2) 深見 史
1990年、入管体制は大きく変わった。もしこの時に人口問題や労働環境について真摯な議論をしていれば、この国は今とはずいぶん違った国になったはずだ。 この年は、日本が「繁栄」から一転、底なしの没落へ向かう始まりの年でも …
【2019新年メッセージ】 阪南大学准教授 下地真樹/浪速の歌う巨人・パギやん(趙 博)
安倍支持者に欠けている自分で考える意志 絶望を認めることから出発を 阪南大学准教授 下地真樹 とても酷い世の中が続いています。それもどんどん悪くなっていきます。しかも、これを多くの人が容認しています。「ヒロポン打って元 …