「木村さん」 小春日和の日曜日、奇妙な縁を感じながら、大阪府南部ののどかな丘陵地帯に車を走らせました。精神科病棟に入院している木村さん(49)に、久しぶりに会いに行くためです。カギのかかった病棟に入るとすぐに、木村さん …
花見有料化粉砕デモに寄せて―
大企業に公園が潰される 都市大阪ではいま、とんでもない事態が進んでいる。大企業によって、公園が潰されようとしているのだ。 すでに本紙でも報じられたように、大阪城公園では2014年にパークマネジメント事業が適用され、電 …
野宿の現場から俯瞰する日本社会当事者主体で「椅子取りゲーム」を変える
86年から一貫して釜ヶ崎において野宿者支援に取り組む生田武志さん。「支援」に留まらず、人それぞれの生きづらさを大切にしながら、社会的矛盾を俯瞰する眼差しを持ち続けている。編集部では今回、生田さんに、(1)近年の野宿の現場 …
刑務所を出たあとの生活再建
トラブル続きの仕事探し 「吐いたつば、飲むわけにはいかんやろ!」─独特な言い回しで就労訓練への意欲を語る柴田さん(57)。カラオケでは矢沢永吉を熱唱し、「バリバリや!」が口癖で、大阪でも不良が多いと噂された(?)堺出身 …
センター移転は森友・加計問題に通じる/企業を儲けさせるだけの計画
センターは釜ヶ崎の心臓 11月11日、西成市民館(大阪市)にて、「釜ヶ崎は労働者のまち! センター潰すな! 仮移転も本移転も許さない! 西成特区構想はジェントリフィケーション! 大集会」が開催された。釜ヶ崎では現在、西 …
【さまざまな人が交差する場所から】オシテルヤン日記(1)
コミュニティスペースオシテルヤ 中桐康介 読者へのごあいさつ もう10年近く前、編集部でお世話になっていました。当時僕は、野宿労働者の仕事と暮らしの様子を通じ、この社会の実相をあぶりだそうと、記事をお届けしていました。 …
「万国の労働者団結せよ!!」
編集部 3月30日、午前7時。西成区の花園公園にはたくさんの人が集まっていた。今回の行政代執行は近隣に新しく「小中一貫校」ができることから「子どもに悪影響だ」「テント撤去しキレイな町に」との声が多くあり強制排除に至った …
NO!東京オリンピック 各地で進む野宿者追い出し
大阪・釜ヶ崎にある花園公園。ここで今、大阪市による野宿者の強制排除(行政代執行)が行われようとしている。2月初め、大阪市は花園公園にある2軒のテントに対して、「2月5日までに退去せよ」とする除却命令を出した。除却命令は …