シングルマザーの貧困というテーマですが、ひとくくりにはできない。 まずは小さなこどもが熱を出したときに、支援してくれる親なり、兄弟、または友人がいるのかという問題。また、技術やベースの学力がないと非正規雇用がほとんどとい …
【時評短評 私の直言】学術の軍事研究動員と、「無償化」による政治動員
●学術への軍事研究そのものは停まっていない 少し旧聞に属する話かもしれないが、一昨年話題になっていた軍学共同研究の問題とその後について紹介し、簡単に注意を喚起しておきたい。 この問題は、防衛装備庁が「安全保障技術研究 …
[時評短評 私の直言]大相撲に物議を醸した「女人禁制」
力士の暴力事件以来、大相撲に関して物議を醸した「女人禁制」。 発端は、巡業先の舞鶴で、挨拶中の市長が土俵上で倒れたのを、居合わせた女性看護師2名が救急隊が到着するまで心臓マッサージを続けましたが、その間行司が土俵から …
【時評短評 私の直言】「福島安全神話」を撃つ
福島原発事故から7年経ったが、今なお7万3千人が避難生活を続ける。昨年3月末政府が帰還困難区域以外の全ての地域で避難指示を解除すると同時に福島県は自主避難者(約1万2500世帯)への住宅支援を打ち切った。事実上の帰還強 …
【時評短評 私の直言】井上ひさし「吉里吉里国」から学ぶ「くに」の姿
全国に、ミニ独立国家ブームを巻き起こした小説 加計問題は2015年から森友問題は、2016年から現在(2018年)に至っている。この間真実は、なんら明かされないまま現在に至っている。 首相安倍・財務大臣麻生が堂々と嘘 …
【時評短評 私の直言】強制不妊手術 国家賠償請求が始まった
8年制定され96年まで続いた優生保護法の非人間性 1948年に全会一致で制定された旧優生保護法は、「優生上の見地から不良な子孫の出生を防止する」、「母性の生命健康を保護する」の二つの目的から、不妊手術と人工妊娠中絶を行 …
【時評短評 私の直言】マイナンバー制度は廃止に
芸能人を使った無意味な普及策 最近、政府広報制作のマイナンバーカードのCMをテレビでよく目にする。お笑い芸人がアルバイトの面接のコントをする。店長「採用するから学生証と保険証とマイナンバー持ってきて」学生「え? かも南 …
【時評短評 私の直言】「朝鮮の核ミサイル危機」あおるメディア改憲準備進める安倍政権
先日、知り合いから「大学を出たばかりの若者と話をしていたら、核ミサイルを持っているのは北朝鮮だけだと思っていたのでびっくりした」と聞かされて、驚いた。が、ほどなくして、これって稀有な例じゃなくて結構一般的な認識なんだろ …
【時評短評 私の直言】高レベル放射性廃棄物の地層処分反対! 原発廃絶を
大今 歩 7月28日、経済産業省は、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を地下深くに埋める最終処分場の選定に向け、「科学的特性マップ」を公表した。火山や活断層、地下資源の存在する地域を除外して可能性のある地 …
時評 短評 私の直言
宝塚市議 大島淡紅子 初めまして。今回はこの夏の私の体験をお話しましょう。 その(1) 交通事故で突然の入院・手術となりました。この病院には24年前にもアキレス腱断裂でお世話になり、その時には足や腕・頭に包帯を巻いた …
時評・短評 私の直言 「普通コンプレックス」押しつける 世間のプレッシャー
じゃこおろし 「大人の発達障害」がにわかに世間の耳目を集め始めている。「大人の発達障害」に関する書籍が本屋の店頭に並び、恐らく大人向けであろうADHDの診断を促す車内広告が登場し、マスメディアでも発達障害の特集が組まれ …
時評短評 私の直言 病人殺すな 赤ちゃん消すな!田畑無くすな 奴隷になるな!
この国に抗う笙野頼子『猫キッチン荒神』 国際サーカス村協会西田敬一 〝文学で戦争をとめよう〟と宣言し、文壇から無視されている超絶技巧文章によって、次々と奇想天外な小説を書きつづけ叫びつづけている笙野頼子。3年ほど前に「 …
時評・短評 私の直言
国家暴力は差別的指導者の反映 軍学共同研究を進める、日本学術会議大西会長に問う 阪南大学経済学部准教授 下地 真樹 2015年、「安全保障技術研究推進制度」が創設された。防衛省主導で研究予算を配分する、いわゆる「軍 …
時評 短評 私の直言ユダヤ人家具作家の目に映る イスラエル化する日本
ダニー・ネフセタイ著『国のために死ぬのはすばらしい?』を読む 国際サーカス村協会 西田敬一 昨年暮、東中野にあるポレポレ座でタイトルの本の出版記念講演会が催された。著者のダニー・ネフセタイさんはイスラエルのユダヤ人で …
【時評・短評】1950~60年代における「BC級戦犯」の表象についての覚書(上)
会社員・龍谷大学院生 片岡 英子 「戦争責任」論に一石投じる 1945年8月15日。日本の敗戦に伴い、アメリカをはじめとする連合国は日本の戦争犯罪を「戦犯裁判」という形で裁いた。東条英機などの政治指導者などを裁いた「極 …