安倍政権が閣議決定した2018年度政府予算案は、総額97兆7128億円と17年度当初予算を0・3%(2581億円)上回り、過去最高となった。今国会で「改憲発議」をめざす安倍政権の下、歳出の伸びで軍事費が突出し過去最大の …
朝鮮木造船漂着と、船員の命の尊厳
日本の朝鮮差別・憎悪は深まる一方で、2月には朝鮮総連の本部を右翼が銃撃した。麻生副総理の「武装難民」発言などが下地だ。 これに対し、全日本海員組合の方に寄稿いただいた。外航や内航、港湾線や遠洋漁船で働く仲間たちで作 …
嘘つき佐川国税庁長官はヤメロ
確定申告開始日の2月16日、各地で佐川国税庁長官の罷免と国会への証人喚問を求める抗議行動が行われました。 佐川国税庁長官が理財局長だったとき、森友学園との交渉記録は「廃棄した」と繰り返し国会で説明。しかし、今年になっ …
若者へのサービス残業の強制~ひどいIT企業の体験記~
私は大学卒業後就職できず、様々なバイトを転々としながら生存してきました。27歳になり、そろそろ正社員にならないとヤバイのではないかという思いが強まり、就活をはじめました。 しかし、ハローワーク経由で数十社に履歴書・職 …
【2018新春インタビュー】後編 天皇崇拝の再生産ではなく自治的な連帯組織を
前編よりつづく 田畑 稔(哲学者、季報『唯物論研究』編集長) 「反安倍を天皇に託す」民主主義の底の浅さ 前編でも確認したように、いま、日本も世界も政治的思想的な対抗関係の配置が大きく、かつ複雑に変容しています。対抗運動 …
【2018新春インタビュー】前編 勃興するポピュリズムと安倍政権
田畑 稔さん(哲学者、季報『唯物論研究』編集長) 激動する世界の中で、人民主義の本質を問う 2017年は森友・加計学園疑獄が大きく問題化したが、安倍政権は続き、朝鮮への攻撃を煽り、共謀罪も強硬可決した。本紙も創刊50年 …
【 2018新年メッセージ】自治体議員として「アベ改憲」にどう抗うのか
社民党川西市議会議員 北上 哲仁 私は「憲法を具現化し、その理念を前進させる市民でありたい」「自治体の役割は、憲法を具体的に実践することだ」と考え、日々活動しています。 若い世代ほど、安倍政権を支持する割合は高いと言 …
比例復活した維新・足立康史が暴言繰り返す
茨木市議会議員 山下けいき 11月末に足立康史衆議院議員(日本維新の会)の言動に疑問を持つ議員29名と市民45名が、足立議員に対して公開質問状を提出しました。それは彼自身がネットで発信している以下の事実に関するものです …
【森友問題】国有地叩き売りの責任は籠池ではなく財務官僚に
森友学園問題を考える会/豊中市議会議員 木村 真 会計検査院「値引き根拠なし」「文書管理がずさん」と報告 国会の要請を受け、森友学園問題の国有地叩き売り疑惑について調査していた会計検査院が、11月22日、「ごみの量・処 …
【メディア時評】改憲に反対する市民・野党統一戦線を
浅野健一(ジャーナリスト/同志社大学大学院社会学研究室博士課程教授) 安倍晋三首相の「腹心の友」加計孝太郎氏が理事長を務める「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、11月10日、大学設置・学校法人審議会(大学設置審)は、新 …
【座談会】総選挙総括と今後に向けて(後編) 民衆は政治の劣化を見抜いている
選挙戦の振り返りと、与党勝利の要因、与党が今後進める改憲国民投票への対応を議論していただいた。後編では、それら全ての根底にある「政治の貧困」をどう超えて、私たちの新しい運動を作っていけるか、を語ってもらった。(編集部) …
【バリアのない街】介護報酬削減を容認する!? 業界団体「裏切り者」は許されない
遙矢当 「どうせまた下がるんでしょう? 何もできないから、何も言わない」─こんな声を聞くと、来年の春に予定されている介護報酬の改定が近づいてきた実感が出てくる。これが、私が聞かされる多くの介護現場で関わる人たちの声だ。 …
盛り上がらないトランプ来日反対運動 メディアのトランプ迎合・翼賛報道
トランプ・安倍戦争会談反対!新宿共同デモ実行委員会 石橋 新一 国際的視点足りない 運動の克服が課題 米国第一を唱え、世界中に戦争と排外主義を撒き散らすトランプ米大統領が、11月5日に来日した。内・外で戦略的破綻に陥っ …
【言わせて聞かせて】ありきたりだった 人民新聞の総選挙総括
徳永基二 通巻1630号の選挙総括は、一般紙とあまり変わらないありきたりな総括のように思われた。 * 「与野党二極の構図が維持された選挙区では野党の勝利や善戦がもたらされている。逆に、三極以上の対立構図では、野党票が …
【座談会】総選挙総括と今後に向けて(前編) 地域に根ざす運動と現実変える未来図で 政治に無関心な人々とつながり直す
野党支援の茨木・高槻・川西市議と本紙編集部 解散総選挙が与党勝利で終わり、「野党共闘」の総括や憲法改悪への対抗が求められている。関西各地で野党を支援した市議と本紙関係者に参加いただき、座談会を行った。前半の今号は現場の …