6月1日、最高裁は非正規労働者の格差問題で判決を出したが、やはり資本主義社会の番人そのものの内容で、同一労働・同一賃金にはほど遠いものだった。現状大手の大半の労組は全く闘わない中、苦闘する労働者が裁判闘争に取り組み、一 …
本紙弾圧・5/23最終弁論報告 6・30判決前大集会に結集を!
編集長に対する「詐欺罪」デッチあげ裁判は、5月23日、第4回公判が開かれ、検察論告求刑、弁護団最終弁論、本人意見陳述が行われた。論告求刑で検察は、(1)テルアビブ空港事件の岡本公三氏支援のために、キャッシュカードを不正 …
進む労働法改悪 富裕層優遇 フランス・マクロン政権1年 暴走する新自由主義
マクロンが新大統領に選出された際、筆者は本紙において、彼の政治は「ヨーロッパ」を笠に着ながら少数エリートにのみ与する市場原理主義のネオリベラリズム政策を押し進めるだろうと書いた(1620号参照)。残念ながらそれは杞憂と …
【本 BOOK】母の憶い、大待宵草―よき人々との出会い古川佳子・著
箕面忠魂碑違憲訴訟を闘った人々 箕面忠魂碑違憲訴訟をご存じだろう。本書は、大阪府箕面市が学校敷地にある忠魂碑を公費で移設したのは憲法違反だとして、1975年以来市民運動を始めたグループの当初からの中心メンバー・古川佳子 …
生徒向け復興庁パンフのウソ
偽りだらけの「放射線のホント」 政府は、放射線被曝についての子ども・生徒向けのパンフレットを公表している。復興庁パンフ『放射線のホント』だ。マンガも交えて主張されているのは次の10項目。全て偽りである。 1.放射線はふ …
【時評短評 私の直言】東京五輪再開発と投棄の闇
2020年、東京五輪。その開発地を歩くと、「コンパクト」などとよく言えたものだと、つくづく思う。五輪開催の目的には、あきらかに不動産開発が組み込まれている。「東京大改造」という言葉が表わすように、それは、前代未聞の巨大 …
「生きづらさから考える当事者研究会(づら研)」 社会学者 貴戸理恵さんに聞く・上
「生きづらさ」という言葉が、すっかり定着した日本社会だが、それは、様々な形態・要素・要因が重層的に絡み合う包括的で曖昧な言葉でもある。人民新聞では、10数年前から当事者インタビューなどを重ねてきたが、「生きづらさ」は、 …
連帯労組近畿地本・西山直洋執行委員に聞く
「全日本建設運輸連帯労働組合」の「関西地区生コン支部」が、年明けから右翼や警察権力の攻撃を受けている。悪名高き「在特会」関係者が全面に出て、事務所前の街宣や暴行やネットでの攻撃、警察の家宅捜索が続いている。背景に何があ …
朝米首脳会談
史上初の朝米首脳会談は、予想を超える友好ムードに包まれ、朝鮮戦争終結・朝鮮半島非核化に向けた、大きな一歩としてスタートを切った。金正恩氏・トランプ氏の思惑は量り難く、紆余曲折はあるだろうが、目的達成に向けた関係諸国のよ …
【ぷりずむ】自然の波に逆らうと、ろくなことはない
湿度が上がってくると、身体に熱がこもって、だるい。やる気がしない。やる気がしないのは高温多湿のせいなので、私は悪くない。文句を言うなら天気に言ってほしい。だいたい、近代のシステムというのは、季節を問わず、一定のリズムで …