【時評短評 私の直言】戦没船員の追悼式 で感じた強い危惧柿山 朗(元外航船長/元海員組合全国委員)

 5月15日、私は観音崎公園(横須賀市)で行われた戦没・殉職船員追悼式に参加した。海に面した碑文には「安らかにねむれ わが友よ 波静かなれ とこしえに」と刻まれている。太平洋アジア戦争では約6万600名の船員が命を落とし …

【映画紹介】日本軍「慰安婦」 史実を物語で再現 「雪道」上映会主催者 方 清子さん(日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク)インタビュー

日本の加害責任明らかに 5月6日、日本軍「慰安婦」問題の韓国映画『雪道』が関西で初公開された。会場は東成区民センターで、150人以上が参加した。映画は史実に基づいたドラマで、「慰安婦」にされた少女の当時と、86歳となった …

【天皇制を考える】「特区構想」に抵抗し 釜ヶ崎から天皇制を突き崩す 尾崎 美代子(居酒屋はな店主)

意見特集(9) 釜ヶ崎より  天皇賛美の「令和! 令和!」の大合唱、「奉祝」ムード一色という異様な状況の対極にあるのが、釜ヶ崎だろう。その釜ヶ崎では3月31日以降、労働者らにより闘われていたセンターでの「自主管理」が、天 …

【天皇制を考える】国の中枢が天皇だから民主的で開明的な国にならない 読者T

「言わせて聞いて」への投稿  私は天皇制に反対だ。「明仁が平和主義者」だったとしてもだ。いや、「明仁が平和主義者」ならなおさら「天皇制に反対」だ。この2つは矛盾であるどころか論理的に直結する。   危うい制度、 天皇制 …

【天皇制を考える】天皇翼賛報道でメディアは死んだ浅野 健一(元・同志社大学大学院教授)

意見特集(4)メディアの視点から異論を排除する天皇交代・改元報道 エイプリルフールに安倍晋三首相が新元号発表で記者発表、メーデーに新天皇即位儀式が行われた。安倍官邸と電通・博報堂の共謀で、改元によって「新しい時代が始まる …

【ぷりずむ】

十肩になった。腕が後ろにまわらないので、着替えるのも身体を洗うのも不便だし、ややもすると激痛が走る。この痛いのが困る。上腕のあたりがチクチク痛み、ひどいときは眠ることができない。誰かが呪いの藁人形に五寸釘でも打ちこんでい …

【天皇制を考える】天皇制批判に応える一水会・元最高顧問 鈴木 邦男氏に聞く

意見特集(5)右翼団体の視点から 一水会元最高顧問・鈴木邦男氏は、天皇制を支持しつつも、安倍内閣や日本会議など改憲勢力を批判する。ネトウヨ的排外主義も厳しく批判する鈴木氏に対し、「天皇制は、(1)人民統治の道具、(2)植 …

【時評短評私の直言】ゲノム編集食品に、規制と表示を!編集部 トシ

 食べない権利を保障せよ ゲノム編集食品が、今夏にも流通するのではないかと言われている。ゲノム(ある生物の遺伝情報全体をさす)上の特定の遺伝子を操作する、ゲノム編集という技術が使われる。厚労省は、新たな遺伝子は組み込まず …

【天皇制を考える】天皇制とフェミニズム 在野の哲学者 栗田隆子

意見特集(6) 女性差別制度としての天皇制 小さいころから、周囲や社会制度が勝手に「偉い人」「偉くない(いやしい?)人」を作って、「偉い人」をあがめたて、「偉くない人」は見くだしても構わない。そういう発想が嫌いだ。そうい …