人民新聞の背景

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 人民新聞は、1968年8月5日に「新左翼」という名前でスタートしました。

 私たちが生きている現代社会の根っこには資本主義があります。個人が個人として生きる自由を進めた一方で、「自由な契約」として人々が搾取されるという、資本主義の「自由の二重性」を、社会運動は問うてきました。

 また、「新左翼」発刊の当時は東西冷戦時代、日本はベトナム戦争における米軍の前線基地とされ、社会運動では反戦の訴えから「安保反対闘争」が高揚しました。

 しかしその後の社会運動の内部では、「内ゲバ」と呼ばれる暴力による仲間同士の加害と被害が頻発し、誰かを犠牲にする組織のありようといった根本的な問題や、ソビエト連邦など旧東側諸国の「社会主義」や「共産主義」体制の矛盾が露呈していきます。

 私たちは話し合いを重ね、様々な困難・状況を抱えている人や実践的な社会運動の現場を基軸に再出発することを決め、77年4月5日号より「人民新聞」と名前を改めました。

 その後は地域の公害問題や原発問題、在日米軍基地問題、現在では「ブラック企業」と呼ばれる労働問題を取材・報道しています。

 2002年には世代交代し、新編集部は、報道を通じた生きづらさからの解放と「もう一つの世界」を求める運動との結合を目指しています。

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