エルサレムへ米大使館が移転するにあたり、真っ先に犠牲になるのは、老人ホームに暮らすロシア系移民たちだ。 エルサレムには米領事館が3カ所ある。東エルサレムのナブルス通りに一つ、西エルサレムの中心地に一つ、そして2010 …
【視点 論点】エルサレムへの首都移転は「国家政策民営化」だ
尖閣諸島(釣魚群島、釣魚台列嶼)を当時の石原都知事が東京都で買うと言い、それにビビった野田首相が、中国側の「毛・周・田中」路線にそってそっとしておこうという暗示が読めずに、国のカネで買って国有化、問題を大きくしたことは …
3・30土地の日から70年目のナクバ
イスラエル軍の虐殺と民族浄化後押しするトランプ パレスチナでは、3・30土地の日からナクバ70年目の5月15日まで、苦難の中で抗議行動を強化し、パレスチナ人の「帰還の権利」を訴える闘いを宣言しています。 ガザの境界近く …
【視点論点】英米仏の無法テロだ
化学兵器は本当に使われたのか? 独裁者アサドを庇う気はないが、英米仏のシリア攻撃は犯罪行為であり、国際法違反であるのに、どのメディアも指摘しない。国連安保理の決定すらなく、主権国家を攻撃しているのだ。 シリアの化学兵 …
0年目のナクバ(大厄災) 非暴力デモは続く
パレスチナ難民は、パレスチナのナクバから70年目の5月、「帰還の大行進」を実行しています。70年前のナクバ―イスラエルの民族浄化策動―によって追放された国連登録だけでも72万人を越えたパレスチナ難民は、今では587万人 …
【視点論点】パレスチナ人のもう一つの悲劇(2)
若い秘密警察がデモ隊に暴行 前号の視点・論点で、ガザの帰還権運動の人々の命よりも自己権力維持を優先するPA(パレスチナ自治政府)の態度を批判する「ガザのもう一つの悲劇」を書いたが、この悲劇はパレスチナ人全体に当てはまる …
【イスラエルに暮らして】非暴力デモにドローン攻撃
瀕死のけが人を治療するガザ病院の日本人外科医 「イスラエル兵に撃たれて運ばれてきた怪我人の太ももの付け根から、血が噴水のように噴き出していた。僕は点滴用ビニールを包帯代わりにして止血した。重症の怪我人が次々と運び込まれ …
【視点論点】イスラエルが「基本法ーユダヤ民族国家法」制定
7月19日にクネセト(イスラエル国会)は、イスラエルはユダヤ人のための民族郷土国家で、ユダヤ人だけが民族自決権を持ち、ヘブライ語だけを国語とする「基本法―ユダヤ民族国家法」を成立させ、アパルトヘイト国家を法的に規定した …
【イスラエルに暮らして】ネトレイ・カルタ(超正統派 ユダヤ教徒)へのイスラエル警察の弾圧
「兵役に応じない」ことが罪になる国家 「イスラエルはユダヤ教徒の国である」という法律が、先月国会で強硬採択された。採択以前も採択された今も、「宗教の違いで人を差別するな。権利の平等を」と訴えるデモが毎週末、大都市テル・ …
イスラエルの排外主義 アフリカ難民を強制送還
ルワンダと秘密協定「難民を引き取れば金を払う」 イスラエル政府が「イスラエルにいるアフリカ難民を引きとれば金を支払う」との秘密協定をルワンダ政府と結んでいたことが、昨年暴露された。イスラエル人権専門弁護士=イタイ氏によ …
【視点論点】ガザのもう一つの悲劇 PAやファタハの堕落
人間の命は党派の駒ではない どこでも政府とか団体指導部というものは、国民や成員のことよりは、自分の権力や地位の保存や拡大に関心をもつ。パレスチナでも同じようだ。パレスチナ自治政府(PA)とガザを統治するハマースの確執は …
イスラエル 「過越し祭」の虐殺
ネーヴェ・ゴールドン(ベン=グリオン大学政治学教授) 『アル・ジャジーラ』2018・4・1翻訳・脇浜義明 <過ぎ越し祭り(すぎこしのまつり)> ユダヤ教の三大祭りの一つで春祭り、ユダヤ民族のエジプトからの脱出を記念する …
なぜイスラエル兵がパレスチナ人に残虐行為できるのか
イスラエル兵も私たちと同じ人間である。それがなぜパレスチナ人に対してあんな残酷な行為が平然とできるのか? 人間は社会的に形成される。かつて日本の軍国主義教育や、白人の植民地主義の先住民観に見られたように、教育に原因を求 …
新刊紹介 イスラエル内パレスチナ人 隔離・差別・民主主義
中東唯一の民主主義国家(自称)の残虐性 近代民主主義国家とは、その国土で暮らすすべての人々の国家だ。建前上、一級市民と二級以下の市民の差別はない。だが、1993年のオスロ合意から断続的に行われてきた、イスラエルとパレス …
ナクバから70年目の5月に──パレスチナ難民の「帰還の権利」実現を 重信房子
1、2018年 米・イスラエル政府の思惑 今、1948年5月14日イスラエル建国から70年目、パレスチナのナクバ・「大破局」の日と定めた5月15日から70年目の5月を迎えています。また1972年リッダ闘争から46年目 …