<第7話・「環境保護に無関心な日本の大人>

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浦島オバさん太郎の日本すごくない

 最近日本では、セクシーでもcoolでもないお坊ちゃまが突如、「環境大臣」としてお茶の間に現れている。非常に不快ですが、このオバサン太郎は20数年前から、環境保護のためにいろんな工夫をしております!それは、(1)弁当持参、(2)水筒持参、(3)買い物袋持参、(4)エアコン・ヒーター無し生活、(5)玄米菜食。他にも、化粧しない。リサイクル店で買う。湯たんぽを使うなど。  

もちろん、弁当箱はプラスティックではなく、アルミやわっぱを使ってます。水筒は200㏄から1.5リットルまでをそろえ、その時々に合わせて使います。帰国してからボトルの水を購入したのはホームレスのおじさんたちに渡す時だけで、自分で買って飲んだことはありません。買い物袋は、A3のプラカードも入る大きいものです。帰国して3年、自宅でエアコン・ヒーターを使ったことなし。うだる日本の夏でも小型扇風機で寝るという涙ぐましいエコ・マニアです。   

そして、私は25年前から菜食主義。理由は、畜産ほど環境を壊し、動物を虐待している産業はないからです。畜産に使われるのは大量の水。家畜を飼うために山や森林を切り開き、地球を破壊しています。その上、家畜の出すメタンガスが環境を激しく汚染し、二酸化炭素を吐き出しています。(詳しくはYoutubeでCOWSPIRACY: The Sustainability Secretをご覧ください)

レジ袋を売らないお店

ロンドンのカフェではマイ・ボトルを持参すれば割引がありますし、病院などでは水飲み器があり、無料で飲めます。買い物袋も有料で、売らない店もあります。昔、ウインブルドンにあるドイツ系のスーパーで買い物をした私は、「袋を忘れてきたので買います」とレジの店員に言うと、「売る袋はない」とはっきり言われました。その店員の言葉に頷く買い物客に見送られながら、買ったりんごと人参をポケットに押し込み店を出るという、何とも惨めな経験から、袋は必ず持参なのです!  

環境保護で日本は、かなりの後進国。一番悪いのがレジ袋! 小さな文房具一つでも袋に入れようとする。袋がサービスだと思っているのか? 「要らない」と言うても入れようとする悪質な店員もいる。ある日、スーパーでトマトを買った。レジで「袋、要りません」というと、「トマトは袋にいれるよね?」というから「要りません」とまた言うたら、「でも…」と入れようとするから、「そのトマト、金払ったら私のトマトやろ?だから要らんねん!」とキツク言うたにもかかわらず、店員はまだ食い下がり「トマトが崩れてカバンが汚れるから…」。私は最高に頭に来て「要らん、カバンが汚れたら洗う! 

私はトマトが崩れてもええゆうてるねん! アンタ店員やろ?客の話を聞けー!」と大声で叫んでしまった。  

私の後ろに並んでいた高齢の爺さんは目を白黒させていたし、泣いていた子どもも泣き止んだ。だって、レジ袋は水に溶けないから、海亀が餌と間違えて食べて死んでしまうし、埋めてもレジ袋が土に戻るまで1000年かかるといわれている。それなのに、どうして日本は環境問題に対してこれほど無関心なんだ  

自販機・コンビニ こんなに要る?

それから、私が疑問を持つものの一つに「自動販売機」がある。どうしてあんなにたくさんの自動販売機があるの? 電気のムダだし、ゴミ製造マシーンだよ! 日本人て、そんなに水分取る? 何のため? 誰のため? 節電とか言うなら全国の自動販売機の数を半分にしたらええやんか? 誰もいないような道にぽつんと立ってる自動販売機。カフェの隣の自動販売機。コンビ二の前にある自動販売機。そんなに必要? 売れてるとは思えないのもあるよ。電力会社が原発の電気を消費するためじゃない?  

日本にある自動販売機の数を半分に減らし、コンビ二の営業時間を文字どうりセブンイレブンに戻せば、かなり節電できると思うよ。それからネオンぎらぎらのパチンコ店は、8時間営業にする。レジ袋は、1000円くらい取る。今、世界中の若者が700万人のデモをして環境問題に声をあげているのに、日本の大人は何もしないで、レジ袋を貰い続けるの? リサイクルしたら良いと本気で思ってるの? 過剰な肉食が地球温暖化を早めているというのに、NYでステーキ食べたいと日本の恥をさらしたり…。ああ、日本は絶対に凄くない! 絶対にね!

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