妨害に負けず警察署前抗議編集部 園 良太

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滋賀県警、京都府警が連帯労組9名逮捕

滋賀県警は6月18日、連帯ユニオン関生支部の組合員3名と元執行委員1名を逮捕した。さらに翌日、京都府警は、武委員長をはじめ役員4人と組合員1人を逮捕。一連の弾圧による被逮捕者は70人を超える。不法逮捕と抗議の模様を連帯労組ホームページなどからお伝えする。

座り込み集会などを 妨害するような不当逮捕

 6月18日に滋賀県警に逮捕された4名のうち、2名は以前に保釈されている。元執行委員は、昨年11月27日に逮捕、6カ月以上勾留、6月7日に保釈されたばかりだ。保釈後に再び逮捕して獄中に閉じ込める人権侵害的な行為を許すことはできない。連帯労組は即座に抗議声明を出した。  

6月19日は大阪地裁にて「大阪第1次弾圧」の公判が行われ、同時に平和フォーラムを中心とした各労組、団体の代表団が大阪府警・地裁に対し全国の支援者から寄せられた要請署名を提出し、地裁前で座り込み集会を行う予定だった。一連の行動を狙った弾圧としか思えない。  

翌日、京都の各警察署に対して抗議行動が行われた。全国から連帯労組の関東・静岡・東海・新潟の各支部の仲間が関西に結集し、近畿トラック支部・関西ゼネラル支部・関生支部の仲間を合わせて20名が集まった。各警察署前では、各支部の役員をはじめ全国の仲間が「不当な権力弾圧糾弾!」「仲間を返せ!」などのシュプレヒコールで強く抗議。さらに仲間への激励の声をあげた。  

下京署では、警察官20人以上が連帯労組の対面に陣取り、ビデオ撮影するなど対決姿勢。その中で一番階級が高いと思われる警察官が、抗議行動の中止を求めた。京都府警の体質が現れた下京署の態度に、仲間は怒りを感じシュプレヒコールに力を入れた。  

仲間が勾留されている5カ所の警察署前での行動のあと、最後に京都府警本部の玄関前で声をあげた。  また6月22日は、大津警察署・京都府警本部・大阪府警本部の前でも抗議行動が行われた。毎週土曜日午前は大津警察署前で、13時半からは大阪府警前で抗議が行われている。  

裁判も継続しており、7月8日には本紙にも度々登場された西山直洋さんらの「大阪第三次弾圧」の裁判が10時から大阪地裁で行われる。9日、11日、16日、18日も10時から大津地裁で「湖東協・大津協」弾圧の裁判が行われる。多くの傍聴が呼びかけられている。

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