香港では、政治的自由を護るために100万人の若者が議会周辺道路を占拠しています。香港政府はこれを「暴動」と非難し、立法会の議長も改正案採決の方針を変えようとはしません。警察の暴力はエスカレートし、デモは激化しそうです。
一方日本では、参院選の日程が決まりました。参院選勝利を見越した与党は、今のところ同日選はないとしていますが、所詮、政党間の駆け引きが新聞で報道されるばかり。「政治」は、国会に閉じこめられたままです。
天皇代替わり・G20・オリンピック…、マス・メディアを動員した種々のイベントの裏で、何が進行しているのか? 安倍首相は、美辞麗句の裏で何をやっているのか? こうした問題意識を抱きながら編集部は、力不足を自覚しつつ議論をしながら、取材を進めています。多彩な紙面をめざし8ページ化にも着手しました。こうした改革は徐々に成果を見せ始め、政治の劣化、階級分裂の深化を背景にして、人民新聞への寄稿者・協力者は、増え続けています。
編集長の刑事裁判は、2019年3月に控訴棄却の不当判決をもって終了しましたが、人民新聞事務所へのガサイレに対する国賠訴訟は、第三回公判を終え、これからが山場をむかえます。
言論弾圧を跳ね返し、人民新聞の改革のために夏季カンパへの協力を強く訴えます。 人民新聞社 編集部一同