弊紙編集長逮捕・事務所家宅捜索から1年が経過しました。この1年を振り返ると暗澹たる気分になるのは、編集部だけではないでしょう。「オレと親しい奴が優遇される。それのどこが悪い」―そう開き直った態度をとり続ける安倍総理は、繰り返し示された沖縄民衆の意思を踏みにじり、辺野古新基地建設を強行。福島と原発避難民の惨状を覆い隠して、原発再稼働を推し進めています。
こうした政治の劣化・権力の暴走をチェックするメディアは弾圧され、政権にすり寄るメディアが優遇される。中央官僚も総理の意向を忖度する輩が出世し、権力と利益を得る構造が作られています。
人民新聞は、日本と世界の抑圧・貧困の現実を50年にわたり伝えてきましたが、時代の要請には応え切れていません。編集部自身を検証し、新体制を構築するため、読者会や拡大編集会議の組織化、実務レベルの向上に努めています。幸い、編集部改革に共感する若手活動家や執筆者は増加し、世代交代にも確信を深めています。
11月28日には、新聞社事務所へのガサイレに対する損害賠償請求訴訟の初公判が始まります。
読者のみなさん! この言論弾圧を跳ね返し、人民新聞の飛躍のために年末カンパへの協力を強く訴えます。
(1) 年末カンパにご協力を!(2) 滞納紙代の振込、購読の継続を!(3) 読者拡大! 友人・知人の紹介を!(編集部)