「被曝被害者はいない。因果関係はない」 東電の責任放棄を許さない

【東京】松平耕一さんのがん死から1カ月 友人たちが東電抗議

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エリザベス(東京都民)

 8月8日、松平耕一さんは39歳の若さでがんで亡くなりました。松平さんは、福島原発事故から原発反対行動に参加し、「原発は許せない、人間や全ての生き物の命を大切にしよう、地球を壊してはいけない」という声を上げ続けました。また、自分のがんは原発事故の被曝の影響がある、東京電力の責任を追及したいと、死の直前まで訴えていました。私たちは亡くなった松平さんの無念の気持ちを持って、月命日の9月8日に東京電力本店前に来ました。
 松平さんは、被曝の原因の一つに、東京電力の多重下請けのアルバイトで、福島の被害の補償要求書類をコピーする仕事を行なっていた影響を考えていました。この仕事は、何の安全対策も取らず、仕事内容を口外してはならないと言われ、周囲の人に言うことができませんでした。そこで私たちは、東京電力に抗議文を出しました。9月1日に回答が来ましたが、「因果関係は証明できない。福島事故の健康被害者は1人もいない。書類処理仕事は何も答えられない」と、何の責任もないという内容でした。私たちは、東電が逃げることは許されないと抗議しました。
 日頃から子どもたちの被曝問題に取り組んでいる方は、「子どもたちの甲状腺がんは100万人に1~2人の発症率ですが、福島県では191人が発症しています。先日、心臓疾患で36歳のサッカー選手が亡くなったり、白血病で亡くなる人が増えてもいます。原発事故の責任は誰がとったのか、事故当時の勝俣社長は『僕は事故の時に海外にいたから知らない』と発言しました。このような無責任な発言は許されません。東京電力は国有化し賠償責任を果たすべきだ」と訴えました。

今後も月命日に行動

 またある方は、事故直後に福島からの仕事の依頼があり、線量を計測したらとても引き受けられないと、福島の方々には大変申し訳ないが断らざるをえなかった、と発言しました。現在も放射能は拡散され続けており、影響がないとは到底言えないはずです。また松平さんの友人は、今ここに大事な友達がいないことが言葉にできない、因果関係がない方がよほど自分の気持ちがおさまるので科学的に証明してくれ、と悲痛な叫びを東電にぶつけました。
 東京電力は、事故の収束もできていない状態で柏崎刈羽原発を再稼働させようとしています。最後に満身の怒りを込めてシュプレヒコールをしました。この日は「反天連」の方々も参加し、松平さんの活動の広さを感じました。私は松平さんと話したことがありませんが、よく原発反対のデモに参加されていたのを見掛けました。
 次回は11月8日(水)19時~20時、東京電力本店前、どなたでも参加できます。ご協力よろしくお願い致します。

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