3.11東京 東電本店前連続合同抗議

慌てず、焦らず、諦めず 私たちは「福島」を忘れない

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たんぽぽ舎ボランティア 渡辺秀之

 3月10日、再稼働阻止全国ネット主催で「川内原発を即刻停止せよ!!免震重要棟撤回を許さない!!」九州電力東京支社抗議行動が行われた。場所は有楽町電気ビル前、参加者は約100名だ。
 同日、東京電力本店前では「東京電力は福島原発事故の責任を取れ! 東電の情報隠しは許せない! 柏崎刈羽原発再稼働するな! 放射能汚染水止めろ!」のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、計123賛同団体と共に、第30回東電本店「連続」合同抗議(PART1)が行われた。参加者は約300名だ。
 オープニングには大きな和太鼓が鳴り響く。東電への抗議コールと申し入れ行動や音楽を使った抗議行動が行われた。申し入れ行動を行ったのは反原発自治体議員、市民連盟、グリーンズ千葉、千葉西部ネットだ。東電側は申し入れ行動に対して、非常識にも警備員に対応させた。その間、鴨下祐也氏(元福島高等工業専門学校勤務)や吉岡達也氏(ピースボート)、浅野健一氏(同志社大学教授・地位係争中)、森下美歩氏(世界ヒバク者展代表)、吉田明子氏(FoEジャパン)など計10名による多彩なスピーチが行われた。
 原発事故は終わっていない。現在も大量の放射性物質を、大気中・大地・海洋にまき散らしている。川内原発に続き、高浜原発が国民の反対を押し切って再稼働した。九州電力や関西電力が無責任に原発を再稼働しているのは、「事故を起こしても、東京電力のように責任を取らないで済む」と考えているからだ。東京電力の責任逃れを許さず、原発事故責任をきちんと取らせなければならない。

11日にも抗議行動実施

 3月11日、東電本店前で第30回東電本店「連続」合同抗議(PART2)が行われた。参加者は約510名だ。オープニングには大きな和太鼓が鳴り響いた。前日と同じく抗議行動が行われ、鎌田慧氏(ルポライター)や井戸川克隆氏(前双葉町長)、落合恵子氏(作家)、山崎久隆氏(たんぽぽ舎)、園良太氏(核と被ばくをなくす世界社会フォーラム)など、計9名が抗議スピーチをした。この日の申し入れ行動はたんぽぽ舎、市民自治をめざす1000人の会、ピースサイクルが実施した。東電側は、前日と同じく警備員で対応させた。
 第30回東電本店合同抗議は、福島事故から6年目に当たり、特別版として初めて2日間にわたる連続抗議を計画した。厳しい寒さの中にもかかわらず、両日合わせて約810名もの参加者が集い、東京電力への抗議行動を実施することができた。

不誠実対応への怒り

 この理由は、少なくとも以下の6つの点が挙げられる。
 (1)東電福島原発事故から5年経っても、事故原因解明、事故収束が不透明であること。(2)原発事故を引き起こした東京電力経営幹部が、責任を認めていないこと。(3)東京電力の「メルトダウン判定」手順書の5年後の開示という不誠実な対応、情報隠しへの怒り。(4)九州電力や関西電力が、無責任に原発を再稼働していることへの国民の怒り。(5)政府・東電による原発事故被害者への強制帰還などの棄民政策、住宅補償の2017年3月打ち切り案。(6)大津地裁の高浜3・4号機の運転差止めの画期的な仮処分決定。
 今後も、裁判闘争と連帯しながら、反原発・脱原発の抗議の声を挙げ続けることが大切だ。慌てず、焦らず、諦めず。私たちは、「福島」を忘れないし、原発事故被害者の「切り捨て」を許さない。
 最後になるが、本抗議行動をトラブルもなく実施できたのも、参加の皆様のご協力のおかげです。感謝の意を表したい。

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