12月16日(土)16:00~18:00
会場:日本教育会館 9階第5会議室〈東京都千代田区一ツ橋2-6-2〉
参加費:一般1000円/大学生500円 高校生以下 無料
発題:酒井啓子(千葉大学:イラク政治史、中東現代史)
主催:市民文化フォーラム
2022年2月以降のウクライナ、2023年10月以降のガザ、両地域において多くの市民が犠牲になり続けているという悲劇は、突然はじまったものではない。
それぞれ長い前史をもち、日本などの他国も含めた複雑な国際関係の構造によって引き起こされている。
ところがそうした歴史や構造への言及を欠いた、あまりに粗雑な議論がネット上のみならず他の多くのメディアにおいてさえ展開されているように見える。
それは湾岸戦争やイラク戦争時に比べてもかなり劣化しているようだ。このような状況において私たち市民は眼前の国際紛争をどのように理解し、どのような行動を取るべきなのか。
そこで本シンポジウムでは当該地域に関する該博な知識と冷静な歴史認識をもとに広く地球規模の視角からこれらの問題を論じてきた酒井啓子氏に問題の整理をしていただいたうえで、
この暴力の連鎖に私たち市民はどのように対峙すべきかという点にまで議論を進めたい。