10月24日(日)13:15開場~
会場:南部労政会館 品川区大崎1-11-1
資料代:1000円
講師:木村二三夫(平取「アイヌ遺骨」を考える会共同代表)/宇佐照代(アイヌ文化伝承者/アイヌ民族料理店ハルコロ店主)
連帯アピール:琉球人遺骨返還請求訴訟を支える会/関東
主催:ピリカ全国実・関東グループ TEL&FAX 03-3446-9058 /共催:東大のアイヌ民族遺骨を返還させる会
菅政権は昨年7月、北海道・白老「民族共生象徴空間」に「慰霊・研究施設」を開設しました。
そこには、全国9大学が強奪・保管していた1287体のアイヌ民族遺骨が収容され、国家的な「差別研究」がおこなわれています。
そして今なお東大、北大、京大、全国の博物館などにはアイヌ民族遺骨が保管されたままです。私たちは、アイヌ民族と連帯して、
奪われた地域(コタン)への返還・再埋葬を求めて闘ってきました。
とりわけ、私たちは北海道・釧路から東大(10体)、北大(北大10体・内個体ごとに特定できなかった遺骨7個)、札幌医科大学(3体)、京大(4体)の遺骨について、
各大学と文部科学省に対して返還を求めて闘っています。遺骨返還の闘いはアイヌ民族の自決権・先住権をかけた闘いです。
2019年4月成立した「アイヌ施策推進法」は、アイヌ民族が長年要求してきた先住権・自決権、サケ漁をする権利など一切認めず、
アイヌ文化だけに特化した法律です。同法律は「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進」を謳っています。
しかし、本年3月、日本テレビの情報番組「スッキリ」における「あ、犬」発言や、
「アイヌ民族は、もういない」(元札幌市議の発言)など露骨なアイヌ民族差別発言が頻発しています。こうしたアイヌ民族差別は、
「明治」天皇制国家のアイヌモシリ侵略植民地支配、同化抹殺政策と一体に、
アイヌ民族を「劣った民族」「滅びゆく民族」とした人種差別、優生思想に基づいたものであり、批判・弾劾しなければなりません。
集会では、木村二三夫さんから、遺骨返還運動の現在と今後のアイヌ民族の先住権・自決権について、
宇佐照代さんからは、アイヌ民族の文化伝承についてお話していただきます。参加、賛同を訴えます。