神戸学生青年センター設立50周年記念講演会「農はいのちをつなぐ- 時代を超えて引き継がれていくもの・資本主義の先を考える -」


イベント詳細

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4月16日(土) 13:30~15:00
会場:神戸学生青年センターホール(ウェスト100、本館2階)(阪急六甲下車徒歩2分、JR六甲道下車徒歩12分)
参加費¥600
講師:宇根 豊(農と自然の研究所)
主催:公益財団法人 神戸学生青年センター
連絡TEL 078-891-3018  FAX 078-891-3019 e-mail info@ksyc.jp https://ksyc.jp   
神戸学生青年センターは、今年設立50周年を迎えました。活動の一環である食料環境セミナー(当初は食品公害セミナー)は、1973年からで、この4月で525回になりました。
記念講演としての講師は宇根豊さんです。宇根さんにはすでに2回来てもらっています。1回目は1997年1月で、「米と赤とんぼ-田の生態系と農業-」というお話をしていただきました。
「虫見板」の発明によって害虫、益虫、ただの虫がわかるようになり、すべての虫を殺す農薬の一斉散布は間違いであることを学びました。
虫見板の実物もみせていただき、とても興味深いセミナーでした。
2回目は2016年4月です。「資本主義から農本主義へ-農は天地に浮かぶ舟なんだ-」というお話でした。
宇根さんのお話は常に、百姓の仕事は田畑、作物、限りない生きものが相手であり、それらは経済で生きるものではなく、
生産性という概念には属さないという一貫したものです。工業へ、都会へとなびいていく風潮から百姓を救い出すには、田んぼ、田んぼの中の生きもの、
また四季の移ろいの自然の中で時を忘れ、我を忘れ、悩みを忘れ、百姓仕事に没頭することこそ、最も人間らしいのだというのが、
農本主義者が気づいた最も深い世界だといわれます。
宇根さんの多くの著書や絵本は、生きものも人間も、天地自然の生きもの同士だという感覚を土台にしたものです。今回もその生きもの語りを語っていただけるでしょう。
このお話を聞くと私たちもこれから出てくる蛙や、赤とんぼなどと目が合うかもしれません。多くの生きものとの対話はやはり心が躍るものです。
皆様のご参加をお待ちしております。

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