8月27日(火)19:00~
会場:京都YMCA(中京区・三条通柳馬場東)
参加費無料
(報告)京都大学吉田寮 寮生の方
京都大学は2019年4月26日、吉田寮に居住する約100名の寮生の内20名を選択して、現棟(1913年竣工)と食堂棟(1889年竣工、2015年に全面修繕)を対象に建物明渡請求訴訟を起こしました。
吉田寮現棟については、そこで100年以上生活が営まれてきたという歴史的価値もさることながら、日本建築学会・建築史学会の二学会から保存要望書が出されているなど、建築学的価値も客観的に明らかにされています。そしてなによりも、「吉田寮生が100年以上の間、『自治』を行って運営してきた」という価値が、ここにはあります。
吉田寮の老朽化問題について吉田寮自治会と京大当局は10年以上も話し合いを続け、2015年までに建物を補修存続する方向で一定の合意形成を見てきました。しかし15年 秋に川添信介・学生担当理事が就任して以降は、それまでに積み重ねられてきた議論や確約が反故にされ、寮自治会との話し合いすら拒否されるようになりました。その後も大学の中央集権化は加速し、現状では大学の重要な意思決定を山極総長以下たった8名の理事が掌握する仕組みが作られています。
2017年12月に京大当局は建物の老朽化を根拠に「全吉田寮生の2018年9月末までの退去」を通告。寮自治会のみならず学内外の多くの異議申し立てや話し合いの要求を無視したまま、今年4月には寮生を提訴しました。
「自由の学風」として語られる京都大学で何が進行しているのか、当事者である吉田寮寮生の方にお話を伺います。みなさまのご参加をお待ちしています。
主催:守ろう憲法と平和 きょうとネット
連絡TEL 090-4643-2940(増野)