8月8日(火)18:30開始
会場:文京区立男女平等センター会議室(「マキァヴェッリを読む会」で部屋を借りました)
資料代:500円(今回は対面形式とオンライン形式の併用型研究会です)。
報告者(1):大谷浩幸(『共産主義運動年誌』編集者)「動物倫理学について」リプライ:塩野谷恭輔(『情況』新編集長)
報告者(2):横山茂彦(作家・前『情況』編集長)リプライ:椎野礼仁(編集者・元ブント戦旗派活動家)「重信×山本対談について」
主催:ルネサンス研究所
連絡・申込:renaissanceinstitutetokyo@yahoo.co.jp
「今回は、5月に特集として「動物――お肉か癒しか同胞か」を組んだ『情況』2023年春号の合評会を開催する。
動物実験や肉食の是非、増える野生動物を駆除するためのジビエ・ブームや将来の食糧難を見据えた昆虫食の普及、
さらにはペット埋葬を巡る宗教界の揺らぎなど、いま私たちの社会では家畜制度を始めとする動物に関する様々な議論が噴出している。
これまでの人間中心主義が急速に問い返され、新たな実践が始まっているのだ。巻頭言はこう述べる。
「「次号は『動物特集』です」と、古参の『情況』関係者に伝えると、きょとんとした反応をされることが多かった。
それもそのはず、かつての『情況』が取り扱ってきた新左翼運動は動物とあまり縁のあるものではなかったし、
人権問題・反差別運動などに携わってきた運動家たちでも、動物の権利の問題まで取り扱う者は、ごく一部を除いてほとんどいなかったのだ。
しかし、昨今、ヴィーガニズムやアニマルライツなどの言葉が日常でも用いられるようになるなど、
動物と人間を取り巻く社会情勢は大きく変化しつつある」(『情況』春号、6-7頁)。
当日は、もうひとつの誌上企画「重信房子×山本直樹」対談についても取り上げる。
2022年5月に満期出所した元日本赤軍の重信房子さんと、連合赤軍事件を『レッド』(新装全4巻、太田出版)で劇画化した漫画家の山本直樹さんの対談だ。
この誌上対談の舞台裏なども含めて企画に深く関わった編集者お二人の話を聞く。」