9月25日(土)18:30~21:00
会場:ひと・まち交流館京都 第5会議室(3階)
参加費:500円
報告 稲垣 豊(ATTAC Japan 首都圏)
主催:グローバル・ジャスティス研究会
新型コロナウイルスのパンデミックの中でも、グローバル企業や国家は世界の覇権をめぐって対立と緊張を加速させてきました。
その中で特に、存在感を増している中国とどのように関わっていくのかが大きな議論になっています。
香港の自治の圧殺、新彊・ウイグルの人権問題など、中国政府のさまざまな問題が伝えられていますが、
私たちはそれを国家間の緊張を煽るためにではなく、
アジアのすべての地域での人々の国家を超えた連帯を進める立場から批判していきたいと考えています。
中国では経済成長の一方で、格差の拡大や厳しい労働条件などの矛盾も明らかになっています。
最近では1990年代~2000年代生まれの若者の間で「タンピン」(「寝そべる」)が流行語になっていて、競争社会・長時間労働への疑問や絶望が表されています。
国や社会システムの違いよりも、新自由主義の下での共通する社会問題に注目して、国家を超えたつながり、
特に新しい世代同士のつながりを目指すことがこれからの東アジアの平和のための最も確かな道かも知れません。
中国や香港の民主化運動や労働問題を発信してきた稲垣豊さんのお話をもとに、一緒に考えましょう。