『アリランのうた 〜オキナワからの証言〜』 オンライン上映会


イベント詳細

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11月3日(水)14:00〜16:30
@zoomウェビナー
参加費:無料
上映後お話:朴壽南監督、朴麻衣
主催:日本キリスト教会/日本軍「慰安婦」問題と取り組む会
申込み締切日:前日(11月2日)20時まで
申込方法:peatixからお申し込みください。→ https://torikumu-movie.peatix.com/
※ウェビナー招待メールは、講演の前日に送信する予定です。
当日(11月3日)の12時までに招待メールが届いていない方はikki.torikumukai@gmail.com」 までお問い合わせください。

沖縄県糸満市摩文仁には、沖縄戦で亡くなったすべての人々を追悼するために建立された「平和の礎」があります。各国出身地別に犠牲者の名前が刻まれ、朝鮮半島出身者は「大韓民国」と「朝鮮民主主義人民共和国」に分けて刻銘されています。2019年には新たに2名の名前が刻まれ、現在も朝鮮人犠牲者の強制動員の実態解明を進める調査が行われていますが、このことはほとんど知られていないのではないでしょうか。
今回は、戦時下沖縄の朝鮮半島出身者に思いを馳せたいと思います。沖縄戦で犠牲となったのは、日本人とアメリカ人だけではなく、朝鮮人軍夫として、また徴用工として、そして「慰安婦」として、連行された多くの朝鮮半島出身者もいました。戦争に動員され、犠牲となったこれらの人々を改めて記憶にとどめたいと思います。
今回上映の『アリランのうた~オキナワからの証言~』は、朴壽南監督が沖縄の戦場へ連行された朝鮮人軍属と「慰安婦」の実態を韓国と沖縄からの証言で明らかにしています。朴壽南監督は、この作品をとおして、日本の植民地支配の中で強いられた癒しがたい傷、すなわち不条理を強いられた胸の思いを「沈黙の恨(ハン)」と呼んで、日本の皇民化教育によって皇国臣民とさせられ、「知ることを奪われた自分自身」を取り戻す旅に出かけたと語っています。また本作は、「慰安婦」は天皇の軍隊の性奴隷であると問題提起し、反響を巻き起こした作品でもあります。
日本の植民地支配がもたらしたものは何だったのか? 共に考え、罪の歴史に目を背けず、真摯に受け止め、東アジアの人々と新しい時代を築いて行けるよう願います。

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