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　桜を見る会についてのアベの説明に「納得がいかない」と答えた人は70％、それでいて「アベ政権を支持する」と答えた人は50％を超えた。つまり、少なくとも20％の人たちは、「桜を見る会の説明に納得はしないがそれでもアベを支持する」ということになる。しかも各種世論調査で、若い世代ほど支持率が上がることがわかっているから、若い人たちほどそういう傾向を持っていることになる▼一方、先の参院選でれいわ新選組の山本太郎は「あなたが苦しいのはあなたが悪いのではない。政治が悪いのだ」とSNSを通じてひとりひとりに呼びかけた。あっという間に30万人からカンパが集まり、街頭演説会で涙を流して聞き入る若者がいたという▼格差と貧困に苦しむ人たちがたくさんいる。消費税2％の値上げだって貧しい人たちほど重くのしかかる。だが、格差と貧困がそのまま怒りに点火するわけではない。特に「自己責任」説がまかり通るわが国では苦しんでいる人たちほど自分を責めている。山本太郎は彼らに「自責」から「社会変革」への回路を提起している。「死にたくなる社会から、生きていたい社会へ」というスローガンもいい。（や）

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