「辺野古の土砂投入STOP」に参加
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「あつまれ辺野古500人行動」の呼びかけに応え、「辺野古の土砂投入STOP連続5日間行動10/21~25」に参加した。10月最初の2週間は台風と天皇即位行事で工事は行われなかった。しかし、23日朝7時、ダンプカーが10台近く連なって、土砂運搬船が待機する安和桟橋のゲートにやってきた。
私たちは、150人以上が安和桟橋ゲートに集まってダンプの前に立ちふさがり侵入を阻止、ダンプは引き返した。翌23日も阻止し、24日ダンプは姿を現さなかった。土日を含め、土砂搬入を一週間にわたって阻止するという、去年に辺野古に土砂投入が始まって以来の大きな成果を達成できた。
この集中期間は、防衛局が深夜の搬入体制を取ったことから、参加者の一部が泊まり込みでゲート前に待機して、ダンプを入らせなかった。
そもそも国の事業計画書ではほとんどが石でなければならないが、安和鉱山から掘り出される赤土が「岩ずり」と称して辺野古に投入されている。赤土の搬出港となる西海岸の安和桟橋や塩川港の搬出阻止行動が重要になってきている。本部の「美ら海水族館」が近くにあり観光バスも多く通る幹線道路に面した安和桟橋ゲート前では、沖縄の圧倒的な民意の反対意思のもと、沖縄県警もこれだけの人数が立ちはだかると、強引に排除することができなかった。
桟橋に積み上げられた赤土の山や沖に停泊していた9台の運搬船、積み込みゲートを24時間交代で守る100人ほどの警備員集団など、抵抗の声をねじ伏せ、工事を既成事実化するために多額の税金が投入され、環境破壊がなされ続けているのを体感することもできた。
沖縄の運動に不可欠な 歌と踊りとユーモア
沖縄戦以降、恒久的な軍事要塞の島にしようとする暴力の中で、米軍や日本政府と粘り強く闘ってきた沖縄の運動にとって、歌と踊りとユーモアが不可欠だったことも知ることができた。
早朝7時にゲート前に現れるダンプカーを阻止したあと、延々とゆんたくが続く。発言には長い闘いの中で培われた深みがあり、ところどころにあるユーモアにいやされ、場を盛り上げるために歌と踊りがはさまれていく。
「楽しむときには楽しまないと闘いは続かない」という、沖縄の運動が引き継いできた知恵と粘り腰に学び、私はラップで京都・大阪からの連帯の気持ちを表現した。
安和桟橋のゲートに集まることで、一時的であっても土砂搬入の工事をストップさせることができた意義は大きい。「あつまれ辺野古500人行動」などの呼びかけに多くの人が応え、現地に駆けつけてほしい。