早期奪還へ支援と救援カンパを(要約)
新天皇ナルヒトの即位式は、台風被害も続くなか、世界各国からの400人もの招待客を招き、莫大な税金を費やし、2万6千人の警察官が厳戒態勢をつくりあげるなかで強行された即位式でした。高御座から即位を告げるナルヒトとそれに応える万歳の声は、主権在民と政教分離を破壊する、まさに天皇制にふさわしい儀式でした。
「おわてんねっと」は即位式反対デモを決行。500名をこえる参加者は、「祝わない」「税金かえせ」「即位式中止を!」などと書いたプラカードを手に抗議しました。デモカーからは歌が流れました。
警視庁は、20年ぶりに設置されたという「最高警備本部」による弾圧態勢を背景に、デモへの敵対的妨害を露骨におこないました。デモを両側から規制する重装備の機動隊は、参加者に手をだして腕をつかみ、押し、耳元で「早く進め!」と大声を張り上げるなどの妨害をくりかえしました。
逮捕弾圧は、立て続けに起こりました。機動隊の妨害に「触るな」と抗議していた仲間3名が、突然「公妨!」「確保!」のかけ声とともに機動隊に体を押さえ込まれ、地面に引き倒され、逮捕されたのです! 白昼の不当逮捕です。弾圧抗議の声もあげつつ、最後まで即位式反対デモをやり抜きました。
この新たな天皇制弾圧は、ナルヒト天皇制もまた、暴力と弾圧とともに歩むことを鮮明に示しました。「即位恩赦」の一方で3名の仲間を捕らえ、他にも何件もの即位弾圧がかけられるなか、即位式がおこなわれたのです。天皇制が弾圧とともにあったのは、戦前のことだけではありません。政治的自由が憲法で保障された戦後においても、天皇制反対者に対するでっちあげ逮捕や、尾行などの人権侵害、右翼テロが繰り返されてきました。世界から不当弾圧と歴史の改ざんを少しでも減らすために、日本天皇制は一刻も早く廃止しなくてはなりません。
3名の仲間は、築地署、湾岸署、大井署に分散留置され、「取り調べ」と称した警察の嫌がらせを受けています。みなさんが支援を寄せてくださることが何よりの力になります。弁護士費用、反撃のための救援カンパを寄せてください。警察に抗議電話をしてください。救援会が呼びかける行動に参加してください。天皇制廃止のための道のりをともに歩みましょう!(26日現在、1名釈放、2名が湾岸・大井署に10日勾留中)
◆救援カンパの送り先【郵便振替00100―3―105440】 「救援連絡センター」あて ※「10・22天皇即位式弾圧救援カンパ」と必ずご明記を
【今後の行動】
11月14日 大嘗祭反対!18時半東京駅丸の内駅前広場 12月7日 終わりにしよう天皇制2019大集会・デモ 午後~千駄ヶ谷区民