パレスチナ・沖縄・福島国際連帯フェスティバルへ
いまだ行ったことのないパレスチナの空を想い、あの沖縄の海を思い出しながら、福島の地にて訴えます。
10月12日に上陸した台風19号(ハギビス)は、その後史上最大規模といわれ、全国各地で猛威を振るいました(1週間以上経っても被害の全容は分からず)。関東地方や甲信地方、東北、そしてここ福島でも予想もつかなかった甚大な被害を出してしまい、人々は打ちのめされつつも後片付けに追われ、疲労困憊し、再建のめどさえ立たない状況が続いています。
「(原発に続き)福島が、なんでまた!」―友人たちはその運命に驚き、心を寄せてくれようとします。感謝です。しかし、私たちはこれらの災害を想定外や運命としてしまうことを拒否します。とりわけ、福島第一原発の事故は人災そのものでした。9年前のあの爆発で、私たちは一瞬にして多くのものを失い、傷つき、今も先の見えない中にもがいています。
収束も程遠い原発そのものが今もあります。特に、今回の台風では汚染水がダダ漏れだったに相違ない。阿武隈川の川底はさらに高濃度放射性汚泥がたまり、いずれ拡散して世界を汚染していくことでしょう。責任を問われない責任者たち。あろうことか、再稼働を目論む原発マネー依存者ども。オリンピックが聞いてあきれます。
こうした状況の中で、未来を生きる子どもたちにこれ以上のマイナスの遺産を残したくない、その一点で私たちは各テーマでそれぞれ精一杯やってきています。個人の力は微々たるものであっても、ゼロではないといういい方を信じて。強く希望を探している私たちです。パレスチナで沖縄で、どうしてあのように闘えるのでしょうか。素手で、非暴力で、世代を越えて、泣きながら、笑いながら、そして歌いながら……。
今回のグレートリターンマーチに参集してくださった方々に訴えます。フクシマを忘れないでください。お互いに生き延びるために、どうかフクシマとともに在ってください。(国際連帯フェスティバル郡山実行委員会)
パレスチナ・沖縄・福島 国際連帯フェスティバル
2019年11月6日 (水) けんしん郡山文化センター中ホール 開場17:30/開演18:30 前売 ¥2,800/当日 ¥2,995※中学生、障がいのある方(付き添いの方1名様まで無料)1,000円 主催:郡山実行委員会 お問い合わせ:090-9424-7478(黒田)