早いもので、3・11から間もなく9年が経とうとしていますが、事態は収束せず被害はさらに広がっています。溶け落ちたままの核燃料・増える健康被害・避難者住宅支援の打ち切り(2倍の家賃を払えと!)・汚染水の海洋投棄・汚染土壌、焼却炉問題・被ばく労働・一大「ウソ」キャンペーン。楢葉町と広野町にまたがるサッカー施設「Jヴィレッジ」が、東京五輪では聖火リレーの出発地となる予定です。住民の健康と生活を破壊させ続けながら、何が何でもオリンピックという政府。オリンピックにかけるお金は、不安を口に出すこともできずにいる家族に「避難の権利」を与えるために使ってほしいのです。
しかし、私たちは未来をあきらめるわけにはいきません。「フクシマを繰り返さないで!」その思いで各原発現地や集会へフクシマの声を届け、友人たちの協力を得ながら写真も残しました。様々な活動に、このカレンダー作りを役立てています。
このカレンダーが、本当のフクシマを伝えるためのささやかなツールの一つになれば、と願っています。フクシマの道は長く厳しいものとなりますが、それだけに折々の写真にはたくさんの思いが込められています。傷ついてもしなやかに回復しながら、きっとあきらめないゾ、です。福島から避難した友人たちの文章も、毎年載せさせてもらっています。写真とともに大切にしているページです。ぜひご購入をお願いします。
購入連絡: 「原発いらない ふくしまカレンダー」制作チーム
電話:090―9424―7478 黒田 070―5559―2512 青山