【松井大阪市長】無知やパフォーマンスは 許されない 大阪湾に放射能汚染水の放出を許さない会 高橋もと子

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大阪湾への放射能汚染水の放出発言

処理水ではなく「汚染水」 風評被害ではなく「実害」

 福島第一原発事故後、増え続けている放射能汚染水を大阪湾で受け入れることもあり得る、と松井市長と吉村知事が発言。これに対して、9月25日17時から、大阪市役所前で抗議行動を行いました。急な呼びかけにもかかわらず、約80名が参加、マスコミ各社も駆けつけました。  

アピールのトップに立ったのは、東京から神戸に避難した下澤陽子さん。「大阪湾に放射能汚染水を放出されたら、私たちは子どもを守るためにまた逃げなければならない、もう逃げるのはいや」と、悲痛な訴え。  

続いて、福島県浪江町から三木市に避難した菅野みずえさんは、「パフォーマンスなのか無知なのか知らないが、これ以上私たちを苦しめるのはやめて! 暮らしを奪うのはやめて! 原発は未来をも奪ってしまう」と。  

そして、福島県郡山市から大阪市に避難した森松明希子さんは、「『放射能汚染水』は『処理水』ではない、『風評被害』ではなく『実害』だ。浄化された水なら大阪湾に運ぶ必要などない。私たちは決して騙されない」などと批判しました。  

怒り心頭! 関電幹部に3億円を超える賄賂

その後は市民からのアピールです。「汚染水受け入れは利権のため、オリンピックを機に汚染水を海に流すことは決まっていた」、「汚染水からはトリチウムだけでなくストロンチウムなども含まれている。放射能は拡散しないというのが鉄則、薄めて流すなどとんでもない」、「海は世界とつながっている、世界の批判も聴くべき」、「汚染水を溜めるタンクを置く場所はまだ十分残っている、そのままにしておくべき」など、怒りの発言が続きました。  

この抗議行動は、避難者・菅野みずえさんがFacebookページで松井発言への怒りを「マイクで語りたい」と訴え、何としても発言してもらいたいと企画。避難者に思いを存分に語っていただきました。個人メールやフェイスブック、ツイッターやメーリングリストなどで参加を呼びかけ、それを見た人たちが駆けつけ、さまざまな立場からのアピールが続きました。  

9月28日には、関西電力幹部が福井県高浜町の元助役経由で建設会社から7年間で3億円以上の金品を受領していたことが発覚しています。  

福島原発事故後、多くの人たちが苦しんでいる時に、このような不正が行われていたのです。関電への抗議の声もあげ、原発再稼働を何としても阻止しましょう!

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