逮捕者は計84名に さらなる抗議と支援を 連帯労組の抗議声明から

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京都・和歌山で連帯労組弾圧

 京都府警は7月17日、連帯ユニオン関生支部の武委員長とY副委員長2人を「恐喝」で逮捕し、4ヵ所を家宅捜索した。同日、滋賀県警も威力業務妨害で組合員4人を不当逮捕した。武委員長、Y副委員長は実に5回目の逮捕であり、際限なき長期勾留が続いている。  

滋賀県警は、就業時間中の組合員に「逮捕状が出ているからすぐに自宅に戻れ」と電話をしたうえで、警察官を職場に赴かせて、他の組合員や従業員が見ている前で逮捕するという卑劣な行為をした。組合員を萎縮させ、組合を脱退させることが目的だ。  

なお滋賀県警の弾圧は、7月19日に検察の勾留を裁判所が却下し、3名の組合員が釈放された。関生支部の活動は、現場で法令違反を犯した建設会社に対して、現場の労働者や周辺地域の住民の安全確保のために取り組んできたことであり、裁判でも明らかになっている。いたずらに逮捕者を出す滋賀県警組織犯罪対策課に対して強い怒りをもって弾劾・糾弾する。  

和歌山県警も7月22日、連帯ユニオン関西地区生コン支部のT書記次長と執行委員2人を威力業務妨害と強要未遂事件で不当逮捕し、3ヵ所の家宅捜索を強行した。これで合計84名もの逮捕者だ。  

さらに26日、連帯ユニオン関西地区生コン支部の組合事務所に不当な家宅捜索をおこなった。60人以上の警察官を動員し、機動隊を玄関前に配置し関係者までも建物に入らせなかった。事務所前には機動隊の車輌3台を並べ、押収品の数よりも多い段ボール箱を運び出し、いかにも悪い組織だと印象づける目的の家宅捜索である。和歌山県警に満腔の怒りをもって抗議し、即時釈放を求める。

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