統一地方選が本番を迎えた。前号で兵庫県議選尼崎選挙区に立候補している弘川欣絵氏(立憲民主)の支援者の投稿を掲載した。同選挙区は、定数7に対し10人が立候補しているが、自民=2、公明=2、維新=2、共産=2、無所属市民派+立憲=2という構図だ。
定数7のうち、無所属市民派+立憲で2議席獲得できるかが大きな焦点となっている。
無所属市民派(緑の党)の丸尾牧氏は、市議4期を経て県議4期目のベテラン。大学卒業後、有機野菜の引き売り販売をやっていたが、尼崎市議のカラ出張問題で市民運動に合流。市議会を解散に追い込み、議会改革を訴えて市議に転じた。
市議時代からオンブズ活動を牽引し、行政や議員の不正や既得権の告発・改革に成果をあげている。また、30年以上続く「ほうれん草通信」は、議員の活動報告にとどまらず、県政・市政の問題点を鋭く突く、読み応えのある通信で、丸尾氏は、この「ほうれん草通信」で支持を広げてきたといえる。
今回の選挙では、「さらなる議会改革を!持続可能で再チャレンジできる社会を!」を掲げて当選をめざしている。
尼崎市は、輝かしい労働運動の蓄積のうえに、医療生協運動や独自の市民運動が次々と生まれ、「市民派」が力強く育っている地域だ。丸尾氏と弘川氏の健闘に期待したい。 (山田)