「もうあーなったら人間やない。カネゴーンや」と言った。友人が「そんなカワイイもんやない。リストラで首切って、下請け買いたたいて黒字化やったら、私でもできるわ」とすごい立腹である。大企業の実体や安倍政治のデタラメさを、理屈ではなく肌感覚で理解、納得したらしい。肌で感じて納得するという本質を突く。怒りが深く蓄積しているのだ▼水道法が変わった。水源は地形と関係する。だから水事業は市町村の責任だった。ダム建設や貯水池で水源を確保し、適切な場所に浄水場を設置し、配管を整えて各家庭に水道を引いた。設備の整った現在、ゼネコンがらみの大事業はほぼない。現在の問題は、配管を中心とした維持管理だ。水道代の徴収率は100%近い。先進国の中でもズバ抜けているらしい。水メジャーが食指を動かしている。そして法改正である▼水道事業に民間参入が可能となった。民間でダメだったら、また公共事業に戻せばよいやんと言う。民間になったら、財産管理の職員だけ残して維持補修できる職員はいなくなる。民間が災害で手を引いたら、誰が復旧作業をするのか。東南海地震は、いつきてもおかしくない。旧い配管が一番多いのは大阪市。万博・カジノをやってる時かと思う。(F)