9月2日、大阪市中央会館で「Go West Come West 3・11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち」が第6回集会を開催した。本紙既報の「8・6ヒロシマ弾圧」の行動報告をメインに、日本政府が放射能被害を全国・全世界へ拡散していることを告発するのが目的だ。
被弾圧当事者のAさんは、「今回のように、通行人が街頭行動に因縁をつけただけで、行動側を一方的に逮捕したら、何もできなくされてしまう」「福島だけでなく東京も危険、政府は東京五輪を『被ばく五輪』にする、というアピール内容への弾圧だと思う。隠ぺいやタブー化を許さず、声を上げよう」と主張した。
本紙前号で福島原発のトリチウム汚染水の海洋放出を批判した渡辺悦司さんは、「他にもあらゆる放射性物質が含まれており、2年後には北米にまで行き、3年後には南太平洋を通って日本へ戻ってくる。太平洋や海産物は死滅へ向かってしまう。意図的な放射能拡散政策を止めなければ未来はない」と危機感を露わに。 また東京から神戸へ避難した下澤陽子さんは「避難当初は娘の体調が回復していった。しかし最近、神戸に居ても体調が悪化してきた。東日本で受けた初期被ばくが深刻だからだと思う。また福島原発からの放射能も風向きで来るし、福井では4基も原発が動いている。被ばくは最早誰もが当事者であり、わずかの被ばくでもダメなんだと再確認しなければいけない」と訴えた。
今後は、10月13日13時半~国労会館で避難の権利の学習会、12月8日14時~ドーンセンターで総会と医師の講演会を行う。